Vol.95 これからの社会保障制度改革(2)~医薬品・医療機器の流通改革

2015年8月1日

今朝は、箱根のホテルで目が覚めました。

大涌谷の噴火警戒もあり、心なしか宿泊客も少ないようですが、夏休みのせいか、高齢者のほか、子連れの家族が目立ちます。

 

7月は考えさせられることが多い時期でした。

特に、認知症が進行するお母様を目の当たりにする読者の方から、写真とともに届いた「母でなくなって行く母を見ていると、あの元気で颯爽としていてハイカラで私の自慢だった母が今は・・・と嘆かれてきます。」というメールは、自分の両親の将来と重なりました。

また、同じ方から届いた「老い方・死に方」に関する講演の模様、その後のやり取りも興味深いものでした。同じ時期に、長年、認知症看護を実践してきた看護師の方と食事をする機会があり、北欧の寝たきりなしのサイクルと日本の現場の意識・状況の違いを確認することもできました。

年内には、こうした点について、通信にまとめようと思った次第です。

 

さて、前回に続き、社会保障改革についてです。

今回は、医療費の1/4のコストを占める医薬品・医療機器について考えてみます。
医療費増を抑制するには、単に価格抑制だけではなく、医薬品・医療機器とも流通再編の視点が大事と考えます。

 

 

医薬品・医療機器の流通改革