2025年4月16日
工事費の最終支払は、契約段階で合意した「第3契約」の上限200万円を下回りました。
今回は、工事中に生じた変化を振り返ります。
まず、最終支払の大部分は、計画はしていたものの当初見積もりでは計上していなかったものでした。農業小屋の屋根の葺き替えが支払額の過半を占めたほかは、小屋2Fの間仕切り・電気、車庫の水道・排水といったものが並びました。これらは家の改修にあわせて同時に行ったという性格のものです。
家の改修関係で費用計上されたものは、次ですが、その追加は必然だったと考えています。
〇耐震補強の追加材料費等
第8回で記載した通り、開けて見て初めて分かった鉄骨部と木造部の接合部の脆弱性に関わるもの=今回の改修の基礎部分に当たるもの。
〇西側水道配管の入替費
第29回で記載した通り、開けて見て初めて分かった老朽水道管に関わるもの=今回の生活インフラの強化という目的に当たるもの。
〇和室西側ウッドデッキ
当初は自前で市販のキットを購入して組み立てようと思っていたものの・・工務店の提案もあり、外廊下として長期に使うこととなったことから、耐久性の高い人工木でプロ施工に切り替えたもの。
特にウッドデッキに関しては、歩いても、重量物を置いても、安定性は高く、その後設置したリビング側の自前のウッドデッキとは比較になりません。家の西側の環境を格段に改善した要因の一つであり、費用対効果が高い追加工事だったと言えるでしょう。
その他細々としたものが、増減含めて並びましたが・・当初契約で不要になった予備費分を控除して、最終的な清算上限額としていた200万を1割程度下回る額で確定。当初契約分の未払額とあわせて送金して支払も完了です。
個人的に記憶に残る工事開始後の変更は、費用増減への影響を無視して列挙すれば、これまでの回でも触れて来た、次のようなものです。これらの変更が多いのか、少ないのかはわかりませんが、事前に時間をかけてプラン全体を考えた結果、その延長線上にある追加以外は、出て来なかったのだろうと思います。
〇壁等の位置決め(当初図面から変更・費用には影響なし)
DKと洗面の間の壁、奥行を広くするためのトイレの扉
〇自己判断で変更したもの
仏間東側の開口部の半分を安全確保等で壁に変更(写真)、事務室の開口部をカーテンから隠し扉へ変更、奥方の領域に襖2枚を隠して置く場所の設置
〇建築上の判断で変更されたもの
西側のエアコン室外機の置き場所の変更、キッチン横の窓の変更
〇その他
空気抜き・明かり窓として壁に小さな「穴」を設置依頼、耐震・壁付けの造作の自己実施
なお、耐震・壁付けの自己実施関係で、幾分、減額されているのを見て、思わず笑いが・・
約2時間の作業時間で2万円の減額~大した金額ではありませんが、時給換算では高額でした。