Vol.72 負の組織体質 改善のチャレンジを模索中

2014年3月15日

南紀「南部(みなべ)梅林」の梅の花の写真を送っていただきました。
南部梅林の梅は7~8万本。江戸時代、田辺城主として入封した安藤家(紀州家家老)が梅の栽培を奨励したことで広まったとされ、今では日本最大級の梅の里として知られているとも教えていただきました。ありがとうございます。

 

こうした花を見ても、人それぞれの見方は違うのでしょう。紅白の色の好み、遠景が好きな人花自体が好きな人など、同じ花、同じ景色を見ても異なるものです。当たり前のようにも思いますが、一方では、同じものを見て、なぜ感覚が違うのか・・不思議な気もします。その人の過去の体験、交流してきた人からの影響、それらによって一人ひとりが培ってきた「ものごとを考えるパターン」「ものごとを感じるパターン」の違いによるのでしょうか。

 

今回は、同じ現場にいながら同じ事象の捉え方の差異に起因し、事前の双方の意思確認の不足、情報精度(直接確認したものか、伝聞なのか等)を吟味しない判断などが絡みあって生じた、あるグループワークの炎上を題材にします。

今回の関係者全員が、もし私のような発想の者であれば、こうしたことは起きないのでしょうが、実際には人は皆違います。また、長らく同じ組織に属していると、知らず知らずに、その組織体質に応じた行動をするようになります。

組織体質も、光の側面と影の側面の双方があるのは当然ですが、影の側面については、なかなか表には出てこず改善しにくいものです。

 

今回の炎上を振り返り、もしかすると、「これが医療介護事業者に共通する負の組織体質ではないか」と感じる点もあり、その改善のチャレンジに動き出そうと模索しているところです。

 

負の組織体質 改善のチャレンジを模索中