Vol.39 身近なところで医療を受けたい・利用者の意識は変わるか

2012年8月15日

本日は、終戦記念日。

1982年の閣議決定で、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とされ、今年も、日本武道館で全国戦没者追悼式が開催されます。1992年、厚生労働省の職員時代に、会場係として、この追悼式に参加したことを思い出しました。

あれから20年。

当時は、戦後60年で簡素化もという話もありました。しかし、既に戦後70年近くになり、参加者の顔触れも大きく変わったものの、今でも続く追悼式。

一度、始まったものを変えるのは、情緒的な日本では、なかなか難しいものです。

 

さて、今回は前回に引き続き、本田氏からの3点の指摘事項のうち、第2点目について考えます。

「身近なところで必要な医療を全て受けたい」という、高度成長期に急増した病院に囲まれた中で、当たり前になった利用者意識が、実は、医療改革の障害になっているのではないか? その利用者側の意識を改革を進め、医療改革につなげられるか? という視点で考えます。

 

利用者の意識は変わるか