Vol.38 新たな医療保険者のあり方(職域・地域の二本立てをどうするか)

2012年8月1日

この1年は、隔週発行を基本としているヒューマンケア通信ですが、力尽きて、早めの夏休みをいただきました。

長女はカナダ長期留学、次女は欧州への短期視察、長男は東京で野球漬け、配偶者は学校・地域活動、私は福井と東京の2重生活と、それぞれ忙しくしており、現時点では、家族が4か所で活動するという「一家離散(昔からの構想ですが)」状態です。

しかし、facebookという便利なものもあり、直接声を聴かなくても、それぞれが生存していること、有意義に活動していることが垣間見えるのも不思議な感じがします。

 

さて、今回から3回は、このHPにも掲載しましたが、医療経済研究機構の出版物である「Monthly IHEP」に掲載していただいた拙著「データで分かる病院経営の実学」の書評(評者は、日本年金機構財務部長の本田達郎氏)において、指摘された次の3点について、3月の講演結果も踏まえて、まとめてみます。終了後に、本田氏の意見を聞かせてもらえればと思います。

①新たな医療保険者のあり方について、現在の職域・地域の二本建て構造をどうするのか
②身近なところで必要な医療を全て受けたいといった、サービスの利用者側の意識を改革をどう進めるか

③現行制度における、医療の「非営利性」を緩和あるいは撤廃した場合、医療サービス提供主体に必要とされる資質として何が指標として考えられるか

 

今回は、新たな医療保険者のあり方についてです。

 

Vol.38 新たな医療保険者のあり方