Vol.102 消費税を社会保障財源と考えるのは、もう止めよう

2016年6月1日

現在、4回目の計画入院の最中です。

交通事故に起因する頸部の治療のための入院ですが、過去の入院時と比較すると、明らかに状態は良くなっています。

継続した治療が効果を出しているものと思いますが、最初の苦しい状態から、今の治療に結びつけてもらえた知人の方々には御礼を申し上げます。

 

今回の入院の前に、学校活動・地域活動で忙しい奥方を誘って、新婚旅行で行った出雲の国に、30年近くを経て、また2人で行ってきました。

ここ数年継続している、島根で活動するお役所時代の同僚の顔を見に行く企画ですが、今年は、精神保健指定の資格も得て、新たな展開が始まっている時期。奥方同士の話も盛り上がるかと、双方夫婦で足立美術館(写真)にて待ち合わせ、楽しい時間を過ごしました。

彼との話の中では、人口減少が現実に始まっている地域に所在する精神科病院の行動原則を聞き、苦笑するしかありませんでしたが、その背景には、高齢者医療・介護など・・現実とは少々遊離した「綺麗ごと」としか感じられる政策方針もあるように感じました。

彼も、現実を踏まえて、また、新たな選択をされるのでしょう。その選択の積み重ねが、悔いのないものであることを期待するものです。

 

さて、今回は、またも「逃げ水」のように、引き上げが先送りとなった消費税についてです。
確か、消費税を5%から10%への引き上げ(2段階)を決めたとき、それに応じた社会保障の充実が約束され、先行実施となったはずです。給付は先行し、負担は追いつかずという繰り返しが続くのは、さすがに負担者としては耐えられません。
そろそろ日本政治の実力では、消費税は上げ切れないという前提で、社会保障財源について 新たな議論をして欲しいものです。

 

 

消費税を社会保障財源と考えるのは、もう止めよう