経世済民 事業管理の実学を始めます。

2016年4月1日

「経世済民」は、中国の古典に登場する語で、現在、「Economy」の訳語として使われている「経済」の原語となっています。しかし、今日の「経済」とは異なり、元々は、より広く統治行為全般を指示する語でした。

 

医療介護をはじめとする事業経営においても、「ほうれんそう」に代表される組織運営の基本は共通ですが、他産業と比較して、組織運営に関わる基本的スキルの面で立ち遅れているものが多いように感じます。
私への相談事にも、相談者にとっては深刻な事態でも、見方を変えれば比較的簡単に解決できるような事例が数多く含まれていますし、また、同じようなことを複数の方から問われることも結構あります。しかし、ちょっとした助言で、「もし、早くから知っていたら、こんなに悩むこともなかった」と破顔一笑されたときは、嬉しくもなります。

 

こうした実務に近い悩みや工夫については、高邁な経営論ではなく、ものの考え方や、具体的なアイデアを知ることによってはじめて解決できるものですし、その積み重ねによって事業組織の統治が健全化するのだと思います。
この観点から、今般、これまで相談を受けた事例、なぜ改善しようとしないかと不思議に感じた事例の中から、毎月1つを取りあげ、事業管理の実学として、私の考える解決方法を、お示しできればと思っています。

 

第1回は4月15日。その後も月1回、毎月15日の掲載予定です。
これを通じて、自分自身の活動の振り返りと次に向けた新たな発見があることを期待しています。
皆様も、ご関心があれば、ご覧ください。