Vol.83 精神科地域医療の再構築の考え方(2) 

2014年10月1日

4日前の27日に御嶽山が噴火しました。

長野県側の救助拠点となっている木曽町、大滝村ですが、約2か月前、眩しい夏の日差しの中、私は美しい風景が続く現地に行っていました。

さすがに御嶽山の頂上にある御嶽神社奥社に参拝することはできませんでしたが、大滝村からの登山道の一合目にある御嶽山里宮(写真)に参拝したときの長閑な風景には、今回の災害を想起させるものは何もありませんでした。

あくまで落ち着いた佇まいの御嶽山という印象であり、安心して登山をする地と誰しも考えるのは当然と思ばかりです。

 

しかし、報道を見るに、登山者の生死を分けたのは、偶然以外の何物でもないと感じます。

今回のことで、改めて、世の中には理不尽なことがあるのだと思い知らされましたが、だからこそ日々を悔いなく生きるのが大事なのでしょう。

自分自身を振り返ると、50歳も過ぎて、いろいろと無駄なことを考えがちになっていたようですが、シンプルに考えて生きることに徹すべきことを確認する週でした。無意味なもの、不要なものには、拘らない、関わらない・・単純に考え決め行動するだけのことです。

 

さて、今回の通信は、、X県の精神科救急医療体制の実績を概観しつつ、X県の精神科地域医療の再構築の方向性・方策について考えてみます。人や組織の思惑等にとらわれず、あくまでシンプルにです。

 

精神科地域医療の再構築の考え方(2)