Vol.8 最近の相談事例から考える地域医療

2011年3月1日

地元福井がJR、高速、国道が不通になり「陸の孤島」になった日から約1か月が経ちました。
未だ雪も幾分降っているようですが、徐々に春が近づく感じがしています。

この季節、1年間病院、自宅での「室内生活」を送っていた姉も、先週義兄さんと一緒に車いすで近隣を散歩したようです。昨年末にインターネットで外界とつながり、そして今月自分で外界とつながりはじめ、いずれ東京や韓国に旅行へと。そして、そのうち「街の作りが悪い」「段差がダメ」「もっと良い機器を」などと社会に対し、強く発言を繰り返すことでしょう。楽しみにしています。

 

さて今回は、最近あった相談事例から医師不足から自治体病院まで感想をまとめました。

医師の多い東京での話ですが、医療の仕組みを知らないと、問題に向き合った人は訳がわからないことと思います。また、私の従妹の旦那さんも地元福井で雪下ろしで屋根から落ちて、足首に重傷を負い近隣の大学病院に担ぎ込まれたものの、手術は順番待ちと言われて数日待ったとのこと。詳しい説明もなかったようで、叔母から、「誰か知り合いがいないか? 頼んで欲しい」と言われましたが・・・。こうした医療を提供する側と医療を受ける側のインターフェイスの悪さはまだまだ多いようです。

ちょっとした一言で、患者、家族は安心したり、納得したりするのですが、どうも言葉が足りない、相手の気持ちを量れない医療関係者もまだまだ多いようです。このような心理面、精神面でのより一層の医療関係者の成長を期待しています。

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