2011年2月1日
先月 娘が成人式を迎えました。
着物が好きな母親と一緒に京都(京都で事業をする叔父の紹介)に買い物に行き、「一般ものと一品もの のどちら?」と聞かれて迷うことなく「一品もので!」と答えた立派な長女です。今年、短大を卒業し、かねてから希望の専門学校に入学し、来年には1年留学を目論んでいます。将来どうなるかわかりませんが、箱入り娘ではない人生を生き始めたことだけは間違いないようです。
さて今回は、子供の成長を振り返りながら、国の成長=若い世代の能力開発という視点で、日本の国民負担について考えてみました。
今の給付構造を変えない既得権保護の静態的な負担論=それも年金等に絞った部分的な議論ではなく、今の国の仕組みを維持するには本当に必要な額はいくらで、今後誰に限られた資金を何に投入するか・給付構造を変えてでも、という正直で戦略的な展開が不可欠と思います。
高齢者(年金等)、子供(子供手当)という選択ではなく、また単なる誰かの負担軽減ではなく、私はこれから世界と勝負する20歳前後の人の能力開発に資金を投入するのが急務と思っています。なぜなら、その世代の経済人としての成長がなければ、国の富は増えず、何の解決もないと思うからです。
相続税の引き上げ議論が話題になるくらい高齢世代は資産を持ち、20歳前後の「ゆとり教育」世代はスキルもチャンスも何も持っていない。
こんな社会は長続きするはずも ないと思うのですが いかがでしょうか?
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