2011年9月1日
前回通信から1か月間、妙高高原で過ごしたり、福井に戻ったりと、家族で過ごす時間が多い1か月でした。
この人間らしい時間と並行して、民主党の党首選びから新総裁の選出と、以前は政治休戦と決まってた8月(次年度の概算要求の時期)が生臭い時期となりました。
弱い与党の新総理に期待できるものははありませんが、平成24年度予算編成に向けて時間も限られている一方で、医療・介護・障害事業の同時改定という支出増圧力が高まる案件の方針すら見えません。
こうした状況で、前回に続き、混迷する障碍制度の検討に関しまとめてみました。
現在の障害者自立支援法は廃止すると決めた民主党。次期通常国会(来年3月)には新法案を提出しないと、政治的な約束は果たせませんが、その案を考える「総合福祉部会」では現実無視の議論が続きます。
部会の構成は最終的に費用を負担する人の参加は、ほぼありません。どのような部会の結論になるかは自ずと明らかですが、これから半年、障碍問題をめぐる政治ショーがどのように展開するか面白いところです。
しかし、一方では、一部の特異な方に将来の障碍問題を託さざるを得ない この分野の不幸を感じる毎日でもあります。
皆さんの忌憚のないご意見を聞かせてください。
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