Vol.14 今後10年間の病院の変化を読む(2)

2011年6月15日

内閣総理大臣の不信任案が否決されたのに、いつやめるか・誰が後継にが話題になるという不思議なものを毎日見ています。

これが政治主導の本質なのかという溜息とともに。当然のことながら、震災復興の財源はもとより、社会保障の財源も中身の議論もそこそこに消費税5%=10兆円という話だけが上滑りしています。

第5回通信でもお伝えしたように、10兆円を増えても全体では焼け石に水(国債発行は40兆円を超えている)。社会保障にしても約29兆の支出で消費税を10%にしても9兆円の不足。年金・医療・介護に限って、やっと21兆で、一応つじつまは合っていますが、毎年増える1兆円分の議論は全くなし。

これは国の負担だけの話で、保険料負担はどこまで? 高齢者と若年者の負担配分は? 地方負担の手当は? といった問題も素通りです。何となく、消費税を5%あげるという結論先にありきの政治ショーでしかないのね・・・という感じがしますが、それすらも実現できなさそうな雰囲気に。

日本の「政治主導」=「問題先送り」 ではないことを祈るばかりですが・・・

 

さて今回は、これからの医療・病院を考える上で私が重視している変化をまとめてみました、。

いろいろな切り口がありますが 今回は、世代別の問題から列挙してみました。

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Vol.14 今後10年間の病院の変化を読む(2)