Vol.33 社会福祉法人を会社にする

2012年5月1日

「福井もそうでしょうが、島根・鳥取にいると、地方の経済活性化は非常に難しい印象を持っています。私が週1回通っている奥出雲町は『世界と町を結ぶ』という最近はやりのキーワードで地元経済の活性化を図ろうともしているようですが、一方で高齢化比率が高まると、それだけ医療ニーズ、介護ニーズが高まり、田舎の町村のメインの産業が医療・介護になってくる印象も受けます。
極論を言えば、医師も看護師も介護士も、週40時間のうち一定の割合は産業振興に振り向けないと国家・地域を維持できる生産的産業に従事する労働者人口は確保できないのでは?とデータに全く基づかない懸念を感じたりもします。」

 

これは、厚生労働省で一緒に働き、その後退職して、臨床の精神科医としての活動を始めた方からの問いかけです。この地域振興の視点からの医療・福祉という課題について、数回にわたり考えてみます。
今回は、コラムでも記載した、本日から始動した「株式会社YOUサポート」を題材にします。
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Vol.33 社会福祉法人を会社にする