旅の楽しみ16:千葉外房にて子供の成長を祝う

2013年3月31日

明日から、平成25年度が始まります。4月は、日本では、出会いと別れの季節です。

私の知人でも、自ら選択して転職する人、地方公共団体へ出向する人、同じ組織内で移動する人など、いろいろな変化があります。

私自身も、一つの支援先の質・量を高めるため、4月からの関わり方を変えます(そのため、目的等を達成した二つの支援先との関係を終了)し、次世代の経営層の成長を促す研究会(いずれ御紹介します)を開催するなどの変化も生じます。

こうした変化は、私だけではなく、3人の子供たちにも、長女は1年の留学を終えて復学、次女は20歳に、長男は中学生進学と それぞれ新たな展開があります。また、配偶者も、長らく続けてきた小学校の活動をどうするか・・という変化もあります。

 

こうした変化が、皆にとって意味あるものになるよう、また、これからの1年間を無事に終えられるよう、恒例の春の家族旅行を行いました。

本来は、先週の予定でしたが、当方も含めた各人の日程調整の結果、春休みの最後の土日となる30日、31日の一泊と、例年の二泊よりは慌ただしいものとなりましたが、昨春の屋久島行から、1年ぶりの5人揃っての家族旅行です。

 

初日は、次女が用意した音楽(各世代にあわせて選曲されていました)でイントロクイズをしながら、鴨川方面に移動。亀田総合病院を横目で見ながら、子供たちの意向と天気を踏まえてシーワールドに到着です。

4時間弱の滞在でしたが、家族連れ、恋人らしき二人連れで、溢れているという感じです。新宿地域に縁のある長女・次女は、「新宿東口のよう」と、昔渋谷近くに住んでいた私は、「渋谷のスクランブル交差点だね」という言葉出るほどです。また、子供の比率が3割程度と、今では珍しい、平均年齢の低い、地域となっていました。

私は10数年ぶりの訪問ですが、子供たちは、それぞれ学校行事、友達等で何度か来たことがある由。親の知らないところで子供は育つものです。

 

そこから、安房の白浜温泉に移動し、海沿いの温泉旅館「紋屋」に一泊(食事がヘルシーと女性3人には好評でした)しましたが、長女と3人で地酒を飲んで、それまでの疲れもあり、配偶者、私と順番に睡眠に入り、結局、長男が準備していたカードゲームもできずじまい。悪いことをしたと思うところです。

ちなみに、翌朝、「一晩中、工事の音がした。」と、私の鼾を指摘されました。一晩中は、珍しいとの由。結構、疲れがたまっているのでしょうか。

 

二日目は、まず、旅館近くの野島崎灯台を巡り、隣接する厳島神社、白浜海洋美術館を訪問です。

美術館では、江戸時代から始まった萬祝(まいわい)と呼ばれる大漁半纏(写真)が数多く展示されています。年間が大漁で終わった際に、網元が漁師に年末に配り、正月二日に皆で神社にお参りに行ったとのこと。今の年度末の一時金と同じ考え方ですが、昔も今も、考えることは同じと、職業病を自覚しながら一人で苦笑いです。

 

その後は、今の外房らしいと、宿の予約とセットで手配した「イチゴ狩り」と「花摘み」に行き、その後は、下総一ノ宮の「玉前神社」に回って、子供の無事と成長を願いました。

長男の引いた御神籤には、「雑念が多く学成りがたい」との記載に皆で大笑い。「ゲームのやりすぎ」と次女等から厳しく指摘されていました。末子は、いつも「いじられ役」ですが、こうした力関係がいつまで続くか、これも楽しみです。

 

神社では、初めて「交通安全」のお守りを買いましたが、それほど福井で、停止していた車両が急発進して側面にぶつけられた衝撃が、心理的に大きかったのだと思います。

長女は、一般道を走るとストレスが溜まるようですし、私も、2時間運転すると頸部の痛みから頭部の痛みに変わる状態であることがわかりました。これまで、5~6時間くらいは、運転しても何ともなかったのですが、自分で運転していても、横から来る車に過敏になっているのがわかります。

加害者側は、未だに、現実とは乖離した「埒もない」ことを言い続けていますが、少なくとも、「私たちは、あんな人間にはなるのはやめよう」と確認したところです。もちろん、彼らを、今のような無責任な状態のままで許すようなことはありませんが。

 

1年前とは違って、楽しい中にも、事故・事件の影のある旅でしたが、こうしたことが続かないことを願うばかりです。

長女もいつまで日本にいるかわかりませんので、新年度は、少なくとも2~3回は、5人での旅行となりそうです。