家族・一族の時間を超えた交流拠点(2)~季節の変化を取り入れる

2025年5月5日

玄関ホールは8畳相当の面積のある空間です。
家族が座って楽しむ場ではありませんが、中央に叔父が大事にしていた和机を置き、その周囲に先代達の残した置物を配置。さらに小椅子を置いて、取引先や近所との簡単な相談・会話の場にしようと考えていました。
その場所を念頭に、「せっかく正面に例の「モネ」の壁紙があるのだから、クリスマスツリーを置きたい」と長女が言い出したのは2024年11月末でした。

ツリーは長女が費用負担、飾りつけは奥方負担と直ぐに話が決まるのは、悪い話ではないからです。

 

12月後半に福井に戻ると、ツリーがありました。奥方が調達したLEDのイルミネーション等を付して完成。周囲の壁紙とマッチした良い雰囲気と見えました(写真)。

年末にはツリーに代えて正月飾りの出番。ツリーに比べれば、小さいのは否めませんが、和机の上であれば十分。飾りつけを終えて、直ぐに、「次は2月」と考えたのは、自分が面白がっている証拠です。毎月玄関ホールの様子が変わることで、家族・一族の準共有空間に格上げというところでしょう。

 

2月は節分、3月は上巳の節句・・奥方は自分の誕生月と3月・5月・7月の節句の担当、長女も誕生月のハロウィンなどの外国のイベントの担当、私はそれ以外の月で日本の宗教・風習に関わる行事担当と、一応の役割分担を示しました。
また、玄関の変化にあわせて、和室の掛け軸も毎月変えています。父親と叔父が残した30本近い掛け軸を、月々のテーマにあわせて選択(無理なこじつけもあり)していますが、秋・冬に向いたものが少ない感じ・・10月以降は、床の間にハロウィンやクリスマスのタペストリーを掛けたらどうかと思案中です。
一度は、やってみようかと思いますが、家族の反応がどうなるかは想像もできません・・
これまで家の飾りなどに関心持つことは稀でしたが、「持てる素材を活かす」と考える~働く時代の発想が再活動を始めたようです(笑)

ちなみに本日端午の節句には、私の幼い頃の兜等が玄関に置かれています。その横壁には、先月配置した長男作成の絵も飾られ、奥の和室は男子の成長を願う虎と鯉の掛け軸です。

 

今後、家を訪れる人が最初に入るのは玄関ホール~長男選択の壁紙・長男の絵の前で、家族が選んだ季節の飾りつけを見て楽しんでもらえれば、玄関ホールが家族・訪問者の共有空間に育っていくでしょう。そこから、北の和室に足を踏み入れれば、季節に沿った掛け軸等でお出迎え。玄関ホールとあわせて、交流拠点としての家の価値も上がるでしょう。
こうした、飾りつけがあると、何となく片づけようとする意欲も出て、かつての物があふれる姿への逆戻りを予防する効果もありそうです。

 

たまには、和机の上に、宅配の箱やカバンが載っていますが、これも少しは良いでしょう。
一番問題があるのは私~家族に怒られる直前には、証拠隠滅としたいものです(笑)