行動観察41:明鏡止水か意馬心猿か

2024年2月10日

明鏡止水~何のわだかまりもなく、澄み切って落ち着いた心の状態を表す四字熟語。
この言葉の由来は、中国の古典「荘子」の徳充符の内容から派生したものと言われていますが、明治維新の英傑なども自伝で用いています。

 

さて、本日は太陰暦正月。昨年より20日ほど遅い正月の到来です。
さすがに立春を過ぎての正月は春の訪れを感じさせるもので、数日前に奥方と行った千葉館山では、梅や菜の花はもちろん、場所によっては桜も咲いていました。
太陽暦正月は福井で能登地震を受け、築70年の木造部がミシミシと大きな音をたて、庭の古い灯篭の倒壊などもあって、落ち着いて1年を振り返るどころではありませんでしたので、この時期に自分自身の行動を振り返ることに・・

 

〇普通2種免許取得、中型1種8t限定解除
 還暦を契機に自分の運転技術の確認のため2種免許等に挑戦。
 無事に取得できるも、教習所に通う際に高齢者教習に来る集団に近い存在と自覚。
〇次女の挙式・披露の会
 次女が5月に東京で挙式、10月には福井で披露の会を開催。
 初めての日本型結婚にとまどう・・長女からは、披露の会には金は出しても口出すなと釘さされる。
〇母親サ高住に入居
 一昨年の冬に自宅で転倒・入院となった経緯を踏まえて、冬期間のサ高住利用を計画。
 施設では「良い顔」をするものの家では行きたくないと繰り返す母親に切れる・・結局は薬の誤飲が原因で入居へ
が三大事件ですが、いずれも心穏やかでない時間が結構ありました。

 

年齢的に、後世代にいろいろと委ねるべき時期と考える一方で、明鏡止水とは程遠い思考・行動の繰り返し。特に、種々の事前準備の時期には、役割の不明瞭・段取りの悪さなどが気になるのは、どうしようもありません(笑)
また、「下衆の勘繰り」と自分でも呆れるようなことを思いつくことも多々あり、意馬心猿のごとく心が落ち着かないのには困ったものです。しかし、最近見つかった小学校時代の成績表には「落ち着きがない」の記載の連続でしたので、一生治る見込みはないのかも・・特に、身体的には動きが悪くなっているので、心だけが、より落ち着かなくなっているのかもしれません。

 

これから1年は、できもしない明鏡止水ではなく、馬や猿に笑われない程度~ほどほどの意馬心猿に心がけ、次の3大目標にあたることにします。
〇父親が残した旧宅の耐震補強と大規模改修
〇65歳個人事業の廃業に向けた世代移行
〇過去10年の積み残し案件の着実な実行