2023年4月15日
合縁奇縁~人と人との交わりは、縁という不思議な力の働きによるものであるという意味の四字熟語。特に男女の間柄について用いられます。
この言葉の由来は、「愛縁機縁」という仏教語とも、「逢縁機縁」という謡曲とも言われていますが、「愛縁機縁」「逢縁機縁」という表記は、いずれも使われなくなっているとのことです。
さて、本日、40歳を過ぎて職場結婚(初婚)+退職して上京してきた2人を囲む昼食会がありました。
これだけ見ると何もわからないでしょうが、きっかけは、昨年まで長期間関わっていた九州の法人の課長から、本年1月に突然メールが・・法人を辞めたこと、及び当時一緒に働いていた女性と結婚したと伝えられ、驚いたことがきっかけでした。法人を辞めることは、1年前に予測したことの範囲内でしたが、当時一緒に働いていた女性と付き合っている素振りなどは全くありませんでしたので、メールの文面をそのまま信じられませんでした。
それでも次の旨の返信はしましたが、疑心暗鬼だったのは間違いありません。
「遠い昔に大分で縁結びの縁起物を買って貴殿に渡しましたが、効果には時間がかかりましたね(笑)
お亡くなりになった お母様もきっと喜ばれているでしょう。
お父様の病気の心配もあるようですが、初めての東京生活の奥様との生活の安定を第一に
奥様に逃げられないよう 大事に 頑張りたまえ!」
それから3か月。遅れて上京してきた奥様を交えて、歓迎会の幹事を買って出てくれた市役所職員(非常勤)が、昼食会のメンバーを調整して本日を迎えました。
事前の話から確か5人と思っていましたが、早めに店に着いたら席が6つ・・「誰だ?」と聞いても幹事は笑うだけ。間もなく、4月に発足した国の新組織の課長が現れて、苦笑いです。
10年ほど前に開催した研究会にオブザーバーで参加してもらったことがありますが、その後、彼のキャラクターもあって、当時の研究会メンバーだった現場の職員たちと今でも付き合いがあるのは承知していたものの、この時期に現れるとは・・幹事の腕力も課長の度量も立派なものです。
迎える側は、現職国家公務員(課長)、市役所職員(非常勤)、IT会社社長と私の謎の集団ですが、初婚の2人が現れて、紅白のビールで乾杯・・幹事の仕切で会が始まりました。早速、幹事の誘導で初婚の2人の馴れ初めが明らかになり大笑いでしたが、30歳代半ばと思っていた新婦は何と檀那より年上と聞いて、改めて自分の人を見る目の無さを実感~その後、退職理由に話は移りましたが、そこは予想の範囲内。しかし、2人から入籍はしない事実婚で住民票登録した・・と、また驚かされました。
人生、背景、家族構成が全く違う6人が土曜の昼に集まり大騒ぎ。合縁奇縁とは、このことを言うのでしょう。
夫婦どちらの姓でもないない新たな姓にする方法論などで盛り上がりましたが、予定時間をオーバー、そろそろお開きとなるはずが、「君たちと会うことはもう無い」と私が言ったことが引き金となり、新婦が「それならもう機会がないから、これから2次会へ」と発言。午後の紅茶の時間に、安酒が飲める近くの店で話が再開~終わったのは19時過ぎ。
深酒にならないよう昼食会にしたつもりが・・8時間は飲んだことになります。
合縁奇縁の楽しい会が転じて もう二度とない一期一会の会になったようです。
東京で新生活を始めた2人が、親が喜ぶような「儀式」を執り行い、また1年後も無事に夫婦でいることを祈念します。
もし、その時に会合があっても、2次会は無しでお願いします。