旅の楽しみ81:日本の東西南北端へ もちろん民間人が自由に立ち入りできる所です(離島訪問)

2018年2月19日

今回の目的地は日本最南端の有人島~八重山諸島の波照間島です。
一昨年の12月 石垣からの船の欠航等で辿り着けなかった地への再チャレンジです。

 

日本の東西南北端は、東は南鳥島、西は与那国島、南は沖ノ鳥島、北は択捉島ですが、このうち民間人が自由に行けるのは与那国島だけです。民間人が自由に行けるという条件を付すと、東は北海道納沙布岬、南は波照間島、北は北海道宗谷岬・・今回の波照間島行に成功すれば、約5年かけて、日本の東西南北端へ立つことになります。

 

今回の旅は、ちょうど長男が修学旅行で時間に余裕ができた奥方も同行・・初めての沖縄ということで、私がガイド代わりです。

早朝の便で石垣に到着。レンタカーで、主要な観光地を1日かけて1周・・奥方から「よい所ね」「海がきれい」とのお褒めの言葉を聞きながら、一昨年と同じような場所を辿ります。奥方がグラスボートで海の中を見ているときに、某介護事業所から行政の実地検査結果が届き、相変わらず甘い認識の担当者に、船の揺れも相まってか気分が悪くなりましたが・・初日は無事終了しました。

 

2日目は目的の波照間行です。

奥方同行でしたので、西表島等にも行く島めぐりのツアーを予約していましたが、前回と違って、朝に電話がかかってくることはありませんでした。それでも恐る恐る港に行くと、予定通りに出向とのこと・・何とか今回の目標は達成できそうです。
午前は、前回も経験したマングローブを船で行く、水牛が引く車に乗るコース・・楽しそうな奥方と雑談しながら、昨日のメールへの回答を考える2重人格者でしたが、波照間行の船で、すっかり嫌な仕事のことは忘れました。

佐世保から五島列島に向かう高速船ほどではありませんでしたが、結構な縦横の揺れ・・同船していたおば様一行も押し黙っています。隣の奥方も、この揺れは初めての経験らしく、話もしません。これだけ揺れると、私も、さすがに考えることもできずに、前方に見えてきた波照間島を眺めるだけでした。

 

奥方は、港から見る海の青さに感激~あちこち写真を撮っています。
いわゆる「波照間ブルー」と言われるものなのでしょうが、天気の良さもあいまって、昨日の石垣より一段と奇麗に見えます。
おば様一行と一緒のバスで島内一周・・時速20km程度の速度で、ゆっくりと進みます。
特に、何かがあるわけではありませんが、さとうきび畑、石灰石の石垣・・この地域ではありふれた景色に奥方は興味津々・・今でも小学校で読み聞かせのボランティアをする奥方は、小中学校には興味を寄せ、福岡出身の運転手兼ガイドの方に、いろいろ聞いています。答えは、「小中学校は島で。高校からは石垣・本島へ」と、どこの島でも同じ回答なのですが・・私も島行を始めた頃は気になったものです。

 

この日、島の南部の最南端の碑近くの海は特に奇麗で、飛行機雲のかかる空と海の景色(写真)に思わず深呼吸。
集団行動が苦手なため、ご一行と同じバスの時間の決まった行動に相当くたびれてきたようです。やはり、島に行くなら少人数・・自由行動がよいと認識。でも奥方が喜んでいたので良しとしましょう。
帰りの船は、臨時の大型船。ゆっくりと大きな揺れのため、かえって奥方は船酔いしたらしく、気づくと、隣の席でビニール袋を覗き込んでいましたが・・約1時間後には、オリオンビールでしたので心配はいりませんでした。

 

私は、東京に戻ったら、大雪で疲れた両親の元へ向かいます。20度以上の気温差に気をつけなくてはいけません。

もちろん、心身の健康のため、嫌な仕事はキャンセルしました。