旅の楽しみ79:「子宝日本一」の島の案内が気になる伊是名島へ(離島訪問)

2017年12月24日

今年最後に、沖縄本島の北に位置する伊是名島に向かいます。

 

伊是名島は、1470年から400年以上続いた琉球王朝第二尚氏の始祖である尚円王の出身地・・今帰仁村の運天港から島に向かうフェリーも、「フェリーいぜな尚円」という名称。島には尚円王関連の公園、土産物店にはキャラクターグッズもあるなど、この尚円王が一押しのようです。

 

島に向かうフェリーの中で村のHPを眺めていると、子宝日本一の文字が・・
「統計によると、伊是名村の1世帯あたりの子供の数は日本一。少子化が進む現代にあって7人兄弟という家もあり、3人兄弟、4人兄弟は普通。子供は島の宝なのだ。」という記載です。
早速、市町村別の人口統計を見てみましたが、20歳未満の人口は2割強・・特に多いという訳でもありません。1,500人強の人口で800世帯程度とのデータもあり、一人暮らしの高齢者が多いことも伺われましたが、昨晩、寝ていないこともあってか、フェリーの振動に誘われて、そのまま眠りに落ちました。

 

子宝日本一の答えを見つけないまま島に到着。港でレンタカーを借り、まずは、周囲約17kmの島を一周です。
北に伊平屋島、南に二見が浦海岸・・約1時間かけて、ゆっくりと走りましたが、沖縄の島の道路事情の良さには、いつも驚かされます。交通量の割には、立派な道路・農道が続き・・本日も一部の区間で道路の拡幅工事を行っていましたが、こうした公共事業も島の経済を支えているのでしょう。
最後は、誰もいない伊是名ビーチで、無人島の屋那覇島(夏には東京の子供が無人島体験をするらしい)と東シナ海の夕陽(写真)を見て、本日の移動は終了です。

 

ビーチに近い宿には、他に宿泊客はいません。年末年始のピーク前もあるのでしょうが、事前に聞いたいくつかの島の宿は、漁協の忘年会で一杯だったのとは対照的です。それでも島の事情を聴いたりしましたが、「おばあ」の話は出ても、特に子供が多いとの話は出ませんでした。島を回った感じでも、子供が目立つわけではありません。明日は、子宝日本一の答えを探しに島の中心部に行くことにして、初日の夜を迎えました。

 

2日目は、宿の女将さんの勧めに従って、島南部の名所~チヂン山、銘苅家住宅、伊是名玉御殿、海ギタラ陸ギタラを見てから中心部の様子を見ることにしましたが、最初のチヂン山でレンタカーの車輪の空気が抜けていることを発見。島唯一のガソリンスタンドに行くと、パンクと判明~途中の道路工事の現場で、釘を踏み抜いたようです。釘は、相当古い作りのもの~今年最後に、当たりを引いたようです。税込み1,080円の領収書とともに、記念に持ち帰ることにしました。

 

このハプニングのため、伊是名中心部は駆け足の移動となりましたが、子供が目立つことはなく、答えを見つけられないまま、午後のフェリーで本島に向かうことに。フェリーの中で、「子供のいる世帯における世帯当たりの子供数」か・・と思いつきましたが、正解かどうかわからないまま、また眠りに落ちました。
来年は、お隣の伊平屋島に行くつもりですが、この問題の正解は、その際に。