旅の楽しみ76:満員の渡船に乗って三河湾の佐久島へ(離島訪問)

2017年7月30日

今月は、三河湾に位置する愛知三島の一つ佐久島に向かいます。

福井から東京に向かう途中、昨夕は岐阜で花火を見て、本日は島で息抜きの企画です。

岐阜から名鉄、バスを乗り継ぎ、三河湾の一色港に到着したのは11時頃。遅めの時間ですので、人出も少ないかと思いきや、夏のシーズン 海水浴客も多く、島行きの渡船はあっという間に満員~予定より早くの出発です。
ここまで乗り継いできた名鉄、バスが空いていたのに比較すると、渡船の立席も一杯なのは不思議と思う間もなく20分ほどで島に到着。水上スキーや水上オートバイ、ウインドサーフィンを楽しむ人も遠くに見えて、大都市に近い離島は、身近なリゾート地なのでしょう。

 

港近くで自転車を借りて、曇り空のなか、周囲11kmの佐久島一周に出発です。
ほとんど自動車も走らず信号もない通りを、東と西の昔ながらの集落風景、20年以上続くアートによる島おこしの作品なども見ながら、のんびりと進みます。確か、島の人口は300人に満たないはずですが、海水浴、浜辺のバーベキュー、島内散策など、既にそれ以上の人を見かけたようです。夏はこうした賑わいが続くのでしょう。離島にもいろいろあるものです。
西の集落から海沿いの道へ向かうと、愛知三島の日間賀島、篠島が、遠くには三重県の神島も見える場所へ。息切れしかけた体を休めようと防波堤で一服していると、海風も吹き出しました。海では、漁をしている風景も・・長閑な時間です。

 

息も整い、海沿いの道をさらに進むと、今度は、火力発電所らしい高い煙突をはじめとする本土側の風景(写真)も見えてきます。湾に浮かぶ島から見る風景は初めてですが、本土から数十kmの島と比べると安心感はあります。
医療介護なども、いざとなれば船で20分~タクシーで街中を移動しているようなものか・・と考えているうちに、強い日差しが当たり始め、平坦な道も行き止まり。急な坂を、自転車を押して上がり、さらに砂利道の上り坂が続く頃には、汗が吹き出し、何を考えていたかも忘れることに。
集落はずれの神社仏閣で座り込んで、水分補給=熱射病対策です。ここで倒れると、やはり医療機関に辿り着くには結構時間がかかると思い直して、島一周を終了です。渡船を待つ時間、冷房の効いた店で、島の名物という大あさりの焼物をつまみに生ビールを一杯。生き返りました。

 

渡船に乗ると、早い時間にもかかわらず、またもや100人乗りの船は満員・・船の揺れで酔いが回ったか睡魔に襲われ、バス・名鉄と乗り継いで三河湾沿いを移動し蒲郡に着く頃には熟睡していました。
長閑な一日でしたが、連日の暑さ・人出の多さに負けたか疲れが溜まった感じに・・7月で既に夏バテのようです。
やはり人の少ない離島のほうが私に合っているのでしょう。