旅の楽しみ39:尾瀬沼に向かうも雨で断念・・

2014年8月13日

昨年は、外国生活を考えていた長女の強い意向もあり、家族5人で年4回の家族旅行に行きました。
これで当分は、5人での旅行はないものと思っていましたが、長女が急遽国内での就職となり、今年も家族5人での旅行が実現です。

 

東京で3軒に別れて暮らす私の家族が10日夜に亀有に集合し、11日早朝に出発。運転手は私、向かった先は会津高原。家族が福井に帰省する途中に立ち寄るという企画です。最初の目的地は猪苗代湖。その移動時間中に、次女の企画が開始されました。次女は、この数年間の家族旅行の移動時間を効果的に過ごすために、いろいろな企画を考えて来ます。今回の最初はクイズタイム。種々のジャンルのクイズを集め、一部は家族用にアレンジしていました。

「家族誕生月の合計は?」「・・・31」など、単純なのですが家族でやると結構面白いものです。
長女の回答率が最も高く、一方中2の長男は、家族の誕生日を知らないことが露呈するなど・・他の家族の非難を一手に引き受けていました。

なお、このクイズ企画は、来年行われる地域イベントの幹事候補の配偶者の好評を得て、地域イベントの企画として採用が内定になりました。

 

猪苗代湖に着くと、曇り空・気温23度程度の中で涼しい限りです。30分ほど湖上を周遊すると、東京の暑い夏も忘れます。その後、会津田島祇園祭祇園会館、奥会津博物館を見学と時間をゆっくり過ごして、早めに会津高原のホテルの到着です。

その移動中は、長女の職場環境や次女の学習状況などの話を聞くことに。普段は、こうした話はあまりしませんが、旅の途中では、なぜか不思議とこういう話が出ます。集団的自衛権に関する私の見解も問われるなど、2人の娘から厳しい突っ込みもありました。

 

2日目は、当初の天気予報とは異なり、高原の宿を出る頃から雨になりました。
尾瀬沼を散策するルートの福島側の起点である御池口のシャトルバス発着場に着くと、さらに強い雨になり気温も17度と寒く感じます。

しばらく様子を見るかとの意見もありましたが、これほどの雨を前提とした装備もないので、リスク回避を第一に今回は見送ることで衆議一致。

来た道を戻り、途中で見かけた「ミニ尾瀬公園」で車を停めて、しばらく休憩。雨も小降りになったので、車に酔った次女を車中に置いて公園内を4人で散策です。
水芭蕉やニッコウキスゲ、コマクサなど尾瀬や近隣の山々に咲く草花を中心に植栽されており、湿原ゾーン(写真)では花も咲いています。配偶者は、花のほか、草木に隠れるトンボを見つけては、写真を撮り続け、この地に1時間以上いることになりました。我が家では、この程度の散策で、十分なのかもしれません。

 

その後、旧長岡藩の軍事総督 河合継之助記念館(現在の只見町が終焉の地)の見学、赤べこの絵付け体験等を行いましたが、最も面白かったのは、やはり車中の会話です。長女が、日本語の説明をするのは難しいと言い出したので、理由を聞くと、今付き合っている外国人の彼から、あれこれと質問を受けるとのこと。例えば、ぶつかりそうになった年配の女性に「すみません おばさん」と言ったところ、相手が変な顔をした・・何がおかしいのだろうと聞かれたとのこと。
「Sorry madame」を日本語にしただけなので、本人は当然と思っており、日本語としてはおかしいというニュアンスをうまく伝えられないということのようです。いろいろ話が出ましたが、車中の結論は、いろいろと説明をするよりは、「おばさん」ではなく、「おば様」と言えば問題は少ないだろうというものでした。ただ、こうした認識のギャップは、日本語・外国語の間ばかりでなく、日本語双方(医療界と経済社会間など)でも、よく起こるものであり、思わず苦笑いでした。

 

最終日は、好天に恵まれましたが、尾瀬沼に行くには時間もなく、宿から近い圓蔵寺(赤べこ発祥の地)への参拝、只見川下りを終えて、一路、新潟へ。15日から仕事が始まる長女は、福井に行かず、新潟から東京に向かいました。
夕刻福井に着くと、私は仕事へ、家族は配偶者への実家へと、いつもの「一家離散」の状態に戻ることに・・

 

久しぶりの家族5人の旅行でしたが、雨の中、楽しい会話の続く時間でした。
子供も大きくなるなか、いつまで、5人の家族旅行が続くのか、楽しみなところです。