旅の楽しみ23:大雪山の麓 天人峡温泉を拠点に北海道を周る

2013年8月7日

大雪山の麓 天人峡温泉に家族5人で3泊しました。

例年春と夏の2回の家族旅行ですが、今年は、来年から長女の外国生活の開始が見込まれることもあり、3回目の旅行です。

私以外は、北海道は行ったことがないという理由で、今回は北海道に。

私も過去、今年の2月も含めて北海道は3回行ったことがありますが、いずれも99%は仕事。仕事目的以外での北海道は初めてです。

 

4日に、羽田から旭川空港に移動し、今年見た冬の旭川の景色との違いに驚きながら、快晴の中、AWDのレンタカーで移動を開始。当初は旭山動物園という予定でしたが、天候をみて、大雪山旭岳に急遽行先を変更。こうした予定外の行動も家族旅行の良さです。

 

もちろん旭岳登頂とはいきませんので、旭岳ロープ―ウエイの利用ですが、それでも標高1,100mの山麓駅から1,600mの姿見駅に移動すると、気温は17℃程度と涼しい世界です。残念ながら、快晴の地上とは違って旭岳はガスに隠れて見えませんでしたが、残雪(写真)もあり、高山植物も咲き、森林限界も間近と・・・中国時代に行ったチベットの標高4,800mの峠を思い出しました。さすがに、チベットのときのように、大気の薄さに、車から降りるだけで動けなくなるようなことはありませんでしたが、年齢による衰えで、家族は周遊道路の半分近くは歩いていましたが、私は最初の展望台で直ぐに休息に入りました。ガスの向こうに、忠別ダムの湖面が光に反射する景色は、なんとも言えないものです。

 

下山し、天人峡の宿に着くと、残念なお知らせがありました。240mの高さがある羽衣の滝に行く道が、今年、土砂で埋まって行けないとのこと。個人的には、滝を見るのが楽しみでしたが・・やむを得ません。

早めに宿の部屋に休むと、宿の前を流れる忠別川の水音がよく聞こえます。気温はもとより、この水音で、気持ちも涼しくなります。

ただし、虫が多く、夜には、長男が虫と格闘して大騒ぎ・・最後には、窓から一番遠い場所で寝ることに。中学生になっても子供なのは変わらないようです。

一方、私のほうは、宿でPCのインターネット接続ができずに、宿では仕事からは完全に切り離されて、リラックスした時間でした(その反面、昼の行動中でのメール等が重なりましたが・・)。

 

2日目は配偶者の希望で富良野、3日目は長女の希望で小樽・札幌と周り、それぞれの地で昼食・夕食を食べることに。定番の羊肉、海鮮、乳製品などですが、家族は気に入ったようです。車両での移動中は、次女の用意した楽曲で、恒例のイントロクイズを続け、次女の報告では、旅行中、流した曲は200を超えるとのこと。そこまで準備する娘の熱意に改めて感心です。

この間、景色等に対する定番の発言を除き、家族の印象深いコメントを記せば、

「旅行は、移動時間、待ち時間を、どう楽しく過ごすかだ(見るものは楽しいのが当然ということらしい・・)」

「中国や韓国の人が多いが、どう見分けるのか(言葉がわからない長男が なぜ中国の人と思うのかが不思議・・)」

「友達と一緒だと、食べるものなど遠慮しがちだが、家族なら安心だ(親が払うから大丈夫という意味らしい・・)」

「まちで立派な建物と思うと銀行か病院。病院がやたらに多いのが不思議(ついに家族も職業病か・・)」

といったものでした。

 

最終日は、旭山動物園を見てから、2日目に見損ねたという富良野プリンスホテル近くの「風のガーデン」・・フジTVの番組の舞台となったところに立ち寄り。

その後も、できるだけ一般道を走り、千歳空港に予定より30分ほど早く到着です。4日間の走行距離は1000km 福井と東京を往復した距離に相当しますが、はじめての道を無事終えて一安心です。

 

これから、蒸し暑い福井での1週間が始まります。夏は北海道で暮らしたいと思う旅でした。