旅の楽しみ21:奥多摩湖で自然の風を感じる

2013年7月19日

本日、予定外ですが、暑い東京都心を離れて、奥多摩湖周辺に出かけました。

 

今回の東京滞在は、仕事がたてこんでいて約10日間の日程。昨日は、3つの打ち合わせの後、夜の意見交換会。夜の意見交換会後は、都内のホテルに宿泊(今年に入り月2~3回は都内のホテル宿泊が続いています)して少々仕事と・・疲れる一日でした。

ホテルをチェックアウト後、暑い都心に嫌気を感じて、そのまま自車で奥多摩湖周辺へ。この地域は、5月の黄金週間に諏訪湖周辺で宿泊した際に、夜の青梅街道を走った際に通過しましたが、その時に「夏は涼しいだろう」と感じたことを思い出しての予定外の行動です。

 

1時間ほど走って、青梅の吉川栄治記念館に立ち寄り、学生時代に繰り返し読んだ「三国志」等の作者が、第2次世界大戦中に疎開して執筆に勤しんだ書斎等を拝見。そこの庭を散策すると、30度を超える都心よりは、少しは涼しい感じが・・

そこから約30分程度で、奥多摩湖の小河内ダムに到着です。誰もいないかと思いきや・・そこそこ人は居ます。誰でも考えることは同じようです。

ダムを歩いて渡る途中で、下を覗くと(写真)、高所恐怖症の私には、結構厳しい風景です。ダムを渡り、ダム湖畔の遊歩道を少し歩くと木陰にベンチがあります。そこに座ると涼しい風が吹いてきて、気温25度・・家で冷房機に設定している温度と同じですが、明かに気持ちよさが違います。

湖面を見ながら30分程度・・誰も来ない中で、仕事を忘れて、ストレス解消。なかなか気持ちのよいものです。

 

そこから奥多摩湖沿いを走り、奥多摩周遊道路から檜原村に向かうと・・面白いものを発見しました。

「ここで事故にあうと病院まで2時間かかります。」との看板です。カーブの多いこの道路をツーリングする自動車、自動二輪車の運転者向けの表示のようですが、これを見て、私は、「どこの病院に運ぶのか・・」と、咄嗟に考えて苦笑いです。事故の心配ではなく、医療体制を考える・・明かな職業病にとりつかれているようで、さきほどのストレス解消の効果も半減です。

 

奥多摩町、檜原村と数時間走りましたが、見かけた病院の表示は1か所。地元の福井県の南部より、医療状況は悪いようです。医療資源が最も豊かな東京でも、地域により、これほど医療環境が違うのを確認して、すっかり仕事モードになっての帰宅となりました。

 

しかし、私の課題は、本日、予定外の行動で遅れた仕事を、週末取り返すことができるか・・

難しいかもしれません。