雨水 雛飾りを出す 次女の良縁を喜ぶ

2023年2月19日

季節は雨水~降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる時期です。暦の上では春が進み始める頃~奈良時代の「花見」の対象 梅があちこちで咲き誇る時期です。
しかし、本日の東京は18度を超え・・春分以降の気温に、梅も一気に咲いたに違いありません。

 

さて、正月以降、個人のカレンダーには24節季を登録し、概ね2週間に1回は、その季節の意味や歴史などを勉強しています。60歳の手習いというところですが、こんなことも知らずに生きてきたかと・・思うことばかりです。この年齢になっても、知ることが増えるのは楽しいものです。
今回の雨水は、正直、以前に聞いたことがあるかも定かではありません。
しかし、雨水をカレンダーで意識すると・・面白いもので、あちこちに出ているのに気づきます。

 

まず、気づいたのは、「雨水に雛人形を飾ると、良縁に恵まれる」という記載です。

今年初めて知り、さっそく、奥方に伝えたところ、本日、東京の家に雛人形(写真)が飾られました。
これは、長女が生まれたときに、奥方の両親から贈られたものです。気の早い義父は、長女の出産直後に、当時の福井では普通の7段飾りを予約・・それを知った入院中の奥方は、「どこに飾るの」と一悶着発生。退院後、父親と二人で、今の「親王飾り」のタイプに決めたという由来のあるものです。
その長女は、女性の初婚年齢より早い年齢で結婚。

今では、本人も認めるように、酒が進むと、社会的に問題と思うことを私に問い詰める「酒癖」はあります(例えば行動観察38)が、一方では、私の誕生日に、わざわざ家に来て祝ってもくれる面もあります。きっと、この雛人形のお陰でしょう。

 

長女の3年後に生まれた次女も、この雛人形とともに大きくなってきました。

次女が2歳の時に赴任した中国北京にも、この「親王飾り」は一緒に赴任・・中国の知人にも、お披露目されました。今年の立春には、お相手のご家族との顔合わせも無事終了~私の不規則発言の影響が幾分心配でしたが、お相手のお母さまから丁寧なお手紙をいただき、その心配も解消です。

雨水に雛人形を飾ると、良縁に恵まれると今年初めて知りましたが・・少々、初婚平均年齢を超えての入籍になるものの、次女が、長女と同じく家族のつながりに気を遣う人に成長し、良縁に恵まれた御礼として、雨水の本日、雛人形を飾る結果になりました。長年、ありがとうございました。

 

雛人形には、娘に代わって災厄を引き受けてくれる役目・・娘に災いがふりかからず、幸せな人生が送れることを願う意味があるとのこと。長女・次女が結婚しても、奥方に、この気持ちに変わりはなく、きっと、この珍しい国際派の雛人形は、来年以降も飾られることでしょう。

 

なお、次女のお相手のお母さまの手紙には、「一家の柱」という言葉がありました。
これを見た次女からは、「私が一家の柱でしょう」とのコメント。長女も常々同じような言動をしていますが、周囲からも「彼女は一家の大黒柱だ」と言われるよう、2人にはこれからも頑張って欲しいものです(笑)
一番下の長男にも、大黒柱となるお相手が、平均初婚年齢までに見つかるように期待しています。