親と歩く81 立秋 祖母の33回忌、叔母の17回忌 母親宅で開催です。

2025年8月17日

季節は立秋~時候の挨拶で言えば、「立秋とは名ばかりの暑さ」が続く毎日です。
本日、厳しい暑さの中で、祖母の33回忌、叔母の17回忌 母親宅で開催です。

 

父方の祖母が亡くなったのは、次女が生まれた年。私も30歳代に入ったばかりの頃です。
私が幼い頃、けっして裕福ではなかった我が家は、両親とも共働き・・祖母も内職の状況。食事の準備は、概ね祖母の役割だった記憶があります。ナスの煮物など、子供が嫌いな料理が続いたせいでしょうか・・
しかし、祖母の回忌法要をするのは珍しいことではありませんが、叔母の回忌法要を行うとなると、珍しいことと旦那寺の住職から言われました。

 

子供のいなかった叔父叔母が亡くなり、数年は父親が回忌法要を行っていた流れで、母親宅には叔父叔母の遺影が飾られて10年以上経過。叔父叔母宅も兄弟相続で父親の管理下になり、今では私の元に責任が回ってきていますが・・その住宅を昨年外部に貸し出すことになって、位牌も母親宅の仏壇にお引っ越し。他ではあまり聞かないスタイルになっています。
現代では、結婚しない、子供持たないなどの人生観を持つ人も多くなり、その方々が亡くなってからの慰霊の形の一つの例になるのかと個人的には思う一方で、けっして後世代に引き継げるような話ではないと考えています。もちろん母親宅を改修する際に、一族の慰霊も引き受けると自分で覚悟して決めたことですので、私が、やれるうちは続けるつもりですが・・

 

法事の参加者は、外泊で帰宅の母親以外は、祖母から見た孫世代4人、曽孫世代2名と、当たり前ですが「若年化」しています。
祖母の長女は近所に住んでいますが、最近足を骨折して入院中。その夫は昨年末にり患した新型感染症のせいか体調不良が続いて不参加。代わりに孫の世代が参加です。また、30年以上前に正月・夏と行っていた親族の宴会に参加していた私の奥方の両親も体調を考えて不参加。これも代わりに孫の世代(私の奥方の弟)が参加と、祖母の子供世代は、先に逝った人の慰霊に参加できるほど、健康で元気ではないという現実が参加者の世代に表れました。
一方、曽孫の世代は、母親宅に住む私の長女と、東京からわざわざ一泊でやってきた私の長男。特に、長男は、年齢からして、祖母も叔母も記憶に残っていないに違いありませんが、参加の判断は、大人として悪くないと思ったところです。

 

さて、来年1月末は、父親の7回忌法要が予定されていますが、祖母の子供の世代が何人参加できるかが課題でしょう。再来年の叔父の13回忌法要となると、さらにリスクは上がります。
そう言う私自身も、慰霊の対象となる確率は年々上がっているのが現実ですので、他の人の心配をしている場合ではないかもしれません。

 

祖母の子供世代で唯一参加の母親。先月よりは、やや衰えた感はありますが、10月に90歳代になるのは間違いないでしょう。法名碑を見る限り、一族の中では最年長記録を突破・・どこまで記録更新するかは、特に、考えないことにします(笑)。