親と歩く72 母親暴言・・今回の福井滞在では混乱も少なめに

2019年7月10日

6月の福井滞在は本当に大変でした。
父親の対応は落ち着いたものでしたが、父親が入院して1人になった母親の対応で、精神的にもヘトヘト・・福井に戻ったその日、父親の話もそこそこに、母親の起居する部屋の畳・床が不安定でシロアリが入ったのではないかと、何度も捲し立てられたのがスタートでした。

 

その後も「入院前の父親に言ったが体が辛いのでと聞いてもらえなかった。」「近所でシロアリ駆除をしていないのはウチだけだ。」「縁側にシロアリがいたので、お前が見ろ。」などと繰り返し言われ・・

一方では、「この際、将来の父親の自宅復帰に備えて両親が一緒に起居してもらう部屋を決めて、母親の部屋は私が使うことにするか・・」と考えて、以前も福井の家を改修したことがある建築業者に相談の上、母親の部屋の床の張替えと床下の薬剤散布の見積もりと段取りを出してもらうことにしました。
これで母親から感謝されると思いきや、急に父親のことが気になりだしたか、「父親に話もしないで勝手に決めて」「畳に白ありが入ったかを見て欲しいだけ」「誰も床を張り替えろとは言っていない」と、私を悪者のように言い出す始末・・「父親が戻ったら、どこで一緒に寝るのか」と、自分で言い出したことも、すっかり忘れたようでした。

 

また、工事に際して荷物を動かすことが必要なので、別の人に家に来てもらい段取りを説明しようとすると、今度は、事前に説明したにもかかわらず、母親は「父親が戻ってきたら、どこで暮らすのか」「父親のベッドを応接間(私が現在起居する部屋)に運べ」などと、先の話を、家に来てもらった人に捲し立て・・

私が「少し黙っててくれ」「事前に説明しただろう」というと、「大声で怒って、何でも勝手にしようとしている」と経緯を忘れて怒り出します。

「大声なのは、母親の耳が聞こえないから・・」と言っても。聞く耳もありません。

 

数日後には、急に宅配弁当を取りたいと言い出し、「誰に頼むの」「お金はいくら」「誰が払うの」と当たり前のことを聞くと、「近所の人(ある総菜屋でバイトする人)に自分で頼む」「そんな額は会社(両親の依頼で数年前に作った父親所有のマンションの管理会社)から払えるだろう」と、できない相談を連呼し、挙句の果てに「マンションは私たちが金を出して作ったもの。お前の勝手にさせない」と・・まで。
私の売上げの一部を会社業務として計上して黒字化させてることなど忘れてる様子に、馬鹿馬鹿しくなりながらも「会社で個人の通常の食費は払えない」と答えると、「お前は私を騙そうとしている」と怒鳴りだし、最後は、近所に住む叔父(京都で会社経営)に電話・・「博一が騙そうとしている。会社で弁当代払えないはずがない」と言っているの聞きながら、福井の疲れが100倍になりました。

 

母親の暴言の連続に「ふざけるな! 家のことなどやめた!」と切れかかりましたが、さすがに父親の治療開始前なので、何とか踏みとどまり、「宅配弁当の件は7月」と母親と合意して、福井を離れたのが1か月前でした。
そこからの3週間も、相変わらず荷物移動の人に先の話を何度も言う、合意を忘れて宅配弁当(写真)を私の知人に頼んで取り始めるなどと、母親は周囲を気にすることもなく「自由奔放」な状況のままであることを確認しつつ、今回、重い気分で福井に戻りました。

 

極力、母親に関わらないよう、「食事は一切家でしない」と宣言して、今回の福井は始まりました。

小さなトラブルは続いたものの、さすがに「親戚に言いつけられる」などの珍事はなく、前回よりは無事に終わりそうです。ただ、「宅配弁当代は自分で出す」という母親の言葉には、絶句・・でした。

 

なお、この1か月で、強めの放射線治療を2回受けた父親は、左半身麻痺は少々緩和。1か月前より要介護状態は改善。今回始めた事前調整がうまく行けば、次回の福井は父親の自宅復帰の安定支援となります。

母親の「暴言」を1対1で聞かずに済むよう、父親自宅復帰が無事スタートしますように・・