親と歩く67 寒さが続く福井 露天風呂で雪見

2018年1月31日

九州での仕事を終えて、福岡から小松へ飛んだのは23日。
強風のため1時間を超える遅れとなりましたが、何とか無事に到着・・

自宅周辺の積雪は大したことないのですが、寒さが厳しく感じられます。気温は氷点下・・例年、氷点下になることは稀ですので、寒く感じるはずです。

 

翌日から、さらに寒さは厳しくなり、足元も悪いのを心配してか、両親は家を出るのを避けている様子。
福井駅から数㎞の自宅の周辺は、公共除雪の対象ではあるのですが、なぜか積雪の上部だけを除雪して、道路上には10㎝ほどの雪が残されています。その上を車が走るため、ある所では圧雪されて鏡のようになり、ある所では穴が続くような状態~とても高齢者が安心して歩けるような状態ではありません。
降雪も少なくなり、除雪機会も減ったことから、運転者の技能低下が著しいのかもしれません。

 

昼食時、母親が突然、「明日の風呂は行かない」と言い出しました。
「雪が積もっていて、車の移動は危ない」~「幹線道路は除雪もされていて問題ないのですが・・」
「寒くて体に悪い、家の風呂で十分」~「家の風呂のほうが寒いと思うのですが・・」
といった、やりとりがありましたが、父親のほうを見ると、何となく行きたそうな様子です。
夕食時に、再度、話題としましたが・・・
「博一が一人で行けばよい」と、発言のない父親が味方とばかりに母親は言います。
「それでいいのね」と、残念そうな父親に念を押して、翌日の日帰り温泉は中止となりました。

 

こちらは週の頭から、某施設の人事・労務問題に巻き込まれ、あまりの低レベルな話に、気が重かったので、ゆっくりできたのは良かったのですが・・
それにしても、事故続きの高齢者施設で、黙々と毎夜のオンコールを引き受け、深夜・早朝勤務を繰り返している責任感の強い看護課長に、「定年で再雇用~課長は降格・その後の処遇は決まっていない~私には決められない」といった一方的な説明をすれば、誰しも厄介払いと感じて退職となるでしょうが、退職と申し出たとたんに、「必要な人材なので慰留する」と言い出し、本人の了解も得ないで「課長のまま」と職員説明・・一方で、オンコールを他の看護師に打診して全員断られる、複数の看護師も「やってられない」と退職を申し出るといった状況に失笑するしかありません。介護職への施設長交代に伴うドタバタ劇ですが、事前に、「看護崩壊になるリスクがあるので、双方の役割を決めた改善プランを作って、事前の協力体制づくりが必要」と助言し、プランのたたき台まで送って月半ばに返事を・・とまで入念に対応した上での、この結末・・プランの回答の代わりに退職の連絡には、あきれるだけです。

 

さて、この件を「覆水盆に返らず」と割り切った頃には、ぼつぼつと町内の道路にも再度除雪が入り、やっと黒い道路面が見えるようになり、久しぶりの晴れ間も見えて、母親も外出の意欲が出たのでしょう。「今日は、どこに行くのか」と言い出すのを見て苦笑いです。
両親が、最近気に入っている「膳の里」の雪景色(写真)を背景に入浴・・私も小さな露天風呂で雪を眺めて「要らぬ」ストレスを流すことができましたが、久しぶりの温泉の両親からも「よい風呂だった」の一言をいただき、連れてきた甲斐があったというものです。

 

帰りは吹雪模様になりましたが、予想に反して、母親から「危ない」などの話は出ません。出てみれば「大したことはない」という実感だったのでしょう。人間、やってみないとわからない・・なのかもしれません。
本日夜は、福井で職員退職に伴う採用問題を意見交換~先週のような「馬鹿話」になりませんように。