親と歩く63 この2か月続いた騒動も収束 初孫の挙式まであと2か月

2017年7月28日

6月に福井に戻るときには、私の長女=両親の初孫が既に入籍し、10月に福井でお披露目の会(挙式・食事会)を行うことを両親に伝える使命を負っていました。本来ならお目出度いことなのですが・・長女は両親から「外国人との結婚はアカン」と、以前より言われていた一方で、長女が入籍した相手はスコットランド人・・長女からは、「まずはお父さんが話をして揉めないようになってから、私が話をする。」と、きつく言われての帰福でした。

 

どう説明するかと思案しながら、両親と初日の食事を始めると、いつもとは雰囲気が悪く感じられます。私の気の持ちようかとも思いましたが、そのうち父親が「実は・・」と切り出しました。
5月のひと悶着で無事終わったと思っていた兄弟相続が、実際の資産分割の段階で揉めた~しばらく前に大声で言い合いになったらしく、その模様を話す父親は徐々に興奮し始め、相手が実際に言ったとも思えないことを口走っては、また興奮するという悪循環に。最後には、「もうあいつとの付き合いは最低限しかしない。」と言い出す始末です。

 

先も限られた後期高齢者同士が、大したことのない金額で揉めるという馬鹿らしい話なのですが、この兄妹の争いを収束させないと長女の話も進まない・・何となく切羽詰まった感じになってしまいました。
やむなく近所に住む叔母の家に行って話を聞くも、父親と同じく興奮気味・・円満解決は難しいと思うものの、双方の話を聞いて、和解案を考えて、さらに双方に説明と、気分の乗らない時間が続きます。最後は、「金の問題だけ解決して、双方の感情的な問題は当事者で」という方針で、何とか双方が納得・・数日後に遺産分割は終了し、その後、双方が直接会って話をする運びとなりました。

 

この合間に、長女の結婚の件を両親に話をしました。別に気の重い話があったせいか、思いのほか最初の反応は悪くはなかったのですが、翌朝には、「親は何してる」「騙されてないか心配だ」「別れたらどうする」と心配しても詮無いことを繰り返す~予想通りの展開となりました。
以前から予定していた安芸の宮島行きで、人生初めての人力車に乗せたりと機嫌をとりつつ、最後は「初孫の結婚 反対なら10月の挙式も食事会も欠席すれば」と半ば恫喝・・直後の両親宛の長女からの手紙で、一応の小康を得て、福井から東京に向かいました。

 

この疲れか、7月の東京は体調不良が長く続きましたが、何とか復活して今月福井に戻ると、兄妹関係は元通り・・「そんなに喧嘩してられない」と、1か月前に自分たちが言っていたことや私の苦労もすっかり忘れたように話す姿に苦笑いです。ただ、長女の件は、1か月前と同じく詮無いことを繰り返し・・私も最初は相手していましたが、何度も同じ事を言うのは面倒になり、「反対なら10月の足羽神社(写真)での挙式も料亭での食事会も欠席すれば」と再度恫喝することに。
本日、納得したのか、長女へお祝いを渡したいが・・という話になり、「福井での挙式の日に2人は両親の家に泊まるらしい」と伝えると嬉しそうな顔に。次女や長男の結婚もできれば見てみたいとの希望も言い出し、やっと話が前向きになってきました。

 

本当に手間のかかる人たちですが、孫のことを心配する気持ちは大事にしたいものです。
しかし、長女の挙式・食事会まで、あと2か月。このまま無事迎えられるかは不明です。