親と歩く60 恒例となった年末の宴会 今年は山中温泉で開催

2016年12月30日

私の家族と、夫婦それぞれの両親の3世帯で始めた温泉での宴会も5年目になりました。今年は、3年続けた山代温泉から山中温泉に場所を変えての開催です。

 

最初の年は9人、2年目は叔母夫婦を加えて11人、その後、従妹家族を加えて14人と増えてきた企画ですが、今年は、長男が部活動で帰省が30日となることから欠席・・代理として奥方の弟に声をかけたところ、夫婦での参加となり、計15名に拡大となりました。
新メンバーの2人は名古屋在住ですが、年末年始は、義弟は福井・奥方は名古屋と、今は普通となりつつある「夫婦それぞれの実家で正月を迎える」を実践しています。そのため、奥方も参加という事前の連絡には少々驚きましたが、たまたま仕事も休めるとのこと・・義父母の喜ぶ顔を思い浮かべながら当日を迎えました。

 

例年通り、三々五々の現地集合ですが、義父母が最初の到着です。
息子夫婦にしばらくぶりに会えるからか・・とも思いましたが、本人は、周囲を散策しようと思ったが雪も降ってきたので止めたとのこと。確かに、宿の周囲はうっすらと雪景色。山中温泉らしい風情です。
各自、温泉に入ったり、部屋で話をしたり、思い思いの時間を過ごしています。こうした時間を過ごす一同を眺めていると、1年を無事終えた安堵感を感じるのも事実です。

 

予定より遅れていた叔母夫婦、従妹家族が到着し、夜の宴会の始まりです。
今年の企画は「祝膳」・・宿を予約した頃には、喜寿、傘寿、米寿などに近い高齢者世代に、きっと該当者がいるものと漠然と思っていましたが、何と誰もいません。しかし、今回参加した現役3世帯に祝い事が重なっていました。私の家族は本年4月に長男が高校進学・来年4月には次女が就職、義弟家族は本年4月に長男が大学進学・来年4月には長女が就職、従妹家族は来年4月に長女が高校進学(行先はこれから)と、ちょうど今が節目の時期・・偶然とは面白いものです。

 

宿で用意していただいた記念品を、それぞれの家族に手交していると、高齢者の世代からは、「早いものだな・・道理で歳をとるはずだ」と孫の成長を喜ぶ嬉し気な声も聞こえてきます。しかし、私の長女が生まれた頃は、私の両親は50歳代・・今の私と大差ありません。相当くたびれてきた私が、今から20年以上、生きるなど想像もできませんが、振り返ると、「早いもの」と言えるのでしょうか・・。
まずは、長男が就職するまで=60歳までは、何とかするしかありません。

 

次女が仕切り役のカラオケ大会から、伯父が仕切り役の「宝引き」へと移行し、例年通りの楽しみも続きます。夜に、鼾がうるさい、寝る場所のとりあいなどで、いくつか小競り合いがあったようですが、それも御愛敬です。

翌朝、全員で記念写真を撮った後、従妹家族は高校受験の長女が塾で集中講座を受けると早立ち・・義父母は義弟夫婦とともに久しぶりの実家での時間を過ごすために出立・・叔母夫婦は「来年もよろしく」との言葉を残して両親とともに帰宅・・,無事終了となるはずでした。

 

私の家族は、雪の山中温泉をしばらく散策していましたが、こおろぎ橋で事件が待っていました。
木の橋のため雪で滑りやすくなっていたのに気付かず・・すってんころりん。橋の上で大の字なったのは私でした。しかし、不思議なことに、どこもケガをすることなく、打ったはずの腰も痛くありません。
雪国育ちは転び方も上手と言うしかありませんでしたが、これも60歳までは頑張れとのお告げでしょう。

 

滑り止めがすり減った靴を見て、早々に雪道用の靴を買いに行ったのは言うまでもありません。
来年も、露天風呂が気に入った父親の希望にしたがい、この宿で、無事宴会を開けますように。