親と歩く80 寒露 本日は母親の誕生日 約1年ぶりに自宅で外泊です。

2024年10月12日

季節は寒露~季節の上では草木に冷たい露が降りる時期です。
しかし、本日は25度を超える気温に汗ばむくらいです。

 

さて、昨年の11月に自宅で転倒して動けなくなっているところを発見され、そのまま救急車で入院。私も戻ったばかりの東京から福井へ逆戻り・・ほぼ1か月の大騒ぎの末に、母親の自宅近くのサービス付き高齢者住宅へ入居することになりました。

 

「鬼のいぬまに洗濯」よろしく、母親不在の間に、懸案だった母親宅の改修を進めることとし、1月に工事着手・・・9か月かけて工事は概ね終了し、人も住めるようになったことから、母親の誕生日を理由に前日からの外泊を実施しました。
まず母親は完成間近の改修宅内を見学しましたが、それなりに気に入った様子でした。特に、壁の位置も変えて一新したダイニング・浴室・洗面には、関心が高かったようです。

家の中は車いすで移動でしたが、和室部分に入るとき以外は、何の障碍もなく移動できる構造にしたことから、屋内移動に支障はありません。浴室には、移動可能なシャワーチェアで入り、奥方の支援を受けながら介護用のシャワーを利用。寒さも感じず、機嫌はよかったとの奥方の報告です。

 

その後は2Fに住むこととなった長女と4人で会食。夜は介護専用に作った居室(写真)で寝ることとなりましたが、隣接するトイレに何度か行ったようです。もちろん一人で行くのはリスクが高いので、トイレを挟んで反対側の部屋の来客用ソファーベッドで待機する奥方の支援を受けて車いすに移譲し、そのままトイレに入って無事に用は終えたとのこと。
工事関係者に「何でこんなにトイレが広いのか?」と疑問を持たれたトイレ~もう少し横幅が取れれば、街中の多目的トイレに近づけたのですが~一応、その目的は無事に達したようです。

 

本日午前中は檀那寺の住職に、しばらく埃をかぶっていた仏壇で「仏説阿弥陀経」をあげてもらい儀式は終了。昼は、サービス付き高齢者住宅に足しげく通ってもらっている叔母夫妻と会食をして、今回の外泊は終了です。

母親が出発した後に、介護室のホワイトボード(壁に据え付け)に、「ありがとう御座いました」の走り書きがあるのを見つけました。きっと月に1度の外泊は続くのでしょう。

 

奥方は大変と思いますが、そのうち数日の外泊もできるかもしれません。
しかし今は母親用の介護室・・私が住人になるのはいつ頃でしょうか?

 

(母親宅改修の紆余曲折は、近々、掲載するつもりです。)