親と歩く55 今月は南越前町の花はす公園に向かいます

2016年7月12日

6月は坂井市のゆりの里公園~15万輪のゆりが一面に咲く公園に行きましたが、ちょうど私の喘息状態が悪くなった時期で、酸素不足のためか頭が回らず・・コラム掲載を断念。ご心配をおかけしましたが、7月の通信のように、やっと喘息状態から脱しました。健康の大事さを痛感しつつ、初心に帰ってコラム再開です。

 

さて、今月は、ある用務のために、本日福井に戻った奥方の希望もあって、親4人とともに南越前町の花はす公園に向かいます。
私として長年悩んでいたことに結論を出し、その最初の段階を、奥方の協力も得て、本日午後に無事終えることができ、少々、気が楽になっての外出となりました。

 

私が福井と東京を行き来する生活を始めてから、間もなく5年を経過します。その間、悩み続けていたことは、両親の不動産等をどうするかという問題でした。大した規模ではないのですが、父親と母親が、ゼロからスタートして苦労を重ねて少しずつ増やしてきた不動産・・私が両親の資産を引き継いでも、結局のところ私の子供たちが福井に住むことはありませんし、人口減少の進む福井では売却も困難なのが実情です。資産とは名ばかりで、実際には「始末に困る負債」と考えざるを得ないのが現実です。
両親の思い入れも強いことから、いろいろ考えていたのですが、今回、賃貸用の建築物については、小規模な管理会社を設立して会社保有に移行することに決めました。両親の苦労が会社として残る・・孫(私の子供)は、その最終処理がしやすくなる・・という点が決め手ですが、予定通りに行くかは、今後の私の行動次第ではあるものの、本日、その第一歩を無事踏み出せて、正直、ほっとしたところです。

 

こうした経過もあって、花はす公園に着いたのは15時半。

7月一杯、花はす祭りが開催されていますが、説明を見ると、南越前町は全国一の花はす生産地で、公園には130種類の花はすがあるとのこと。ただ、花はすが咲き揃うという感じではありませんでしたが、気が楽になったこともあってか、何となくはすの花も優しく見えるのが不思議です。

 

両親は、いつものようにゆっくりとした足取りでしたが、母親が「あまり歩けない」と言うと、奥方はどこから探してきたか、太めの枝を杖代わりに母親に差出して・・いつもの「放任主義」の私とは違う優しい対応です。私も、そろそろ杖でも買うか・・と思ってはいたので、散策中に通販のサイトで安価な杖を2本購入。明後日には着く予定ですが、既に母親からは、「サイズがあうかどうかもわからない」とクレームが出ています。結果は、月末にわかるでしょう。

 

14時過ぎには現地に着いていた奥方の両親とは、隣接する「花はす温泉 そまやま」で合流。6人で手配していた部屋に入り、それぞれ温泉に向かいます。以前、スーパー銭湯で倒れて救急車で運ばれた母親は、いつもは一人での入浴となるため、再発を恐れて露天風呂には入らないのですが、今回は、気温も高く、女性が計3名と賑やかなこともあってか露天風呂に入ったらしく、風呂上りもご機嫌でした。
入浴後の会食は、いずれも耳が聞こえづらくなっている4人の後期高齢者は、それぞれに発言をするのですが、聞こえないために返事がなかったり、まったく違った話を始めたりと会話が成立していません。玄関先(写真)でも同じようなものでしたが、それでも、各自楽しそうなのが不思議です。

 

年末だけでなく、年に数回は、こうした集まりも悪くはないかもしれません。
ただし、ホスト役が私1人では耐えられそうにはありません・・未だ、人間としては成長途上です。