親と歩く41 1年の歳を重ねて2度目のこども歴史文化館へ

2015年1月29日

今月は福井の家からほど近いこども歴史文化館に行きました。

昨年1月も同じ場所に行きましたが、今回は「文字と蓄音機の発明」という特別展です。

 

今年の正月は福井でも結構雪が降り、予定していた知人との新年会も、また遠出の初詣もキャンセルと雪籠りの生活でした。

福井から東京に出る際には、家の庭にも雪が数十センチは積もっていましたが、今回、福井に戻ると街中には雪は見当たりません。本日は雪か・・・という情報もありましたが、家を出る頃は日差しも見え出しました。

しかし、気温は5℃と冷えることから、遠出は避けて、近場のこども歴史文化館に再度行くことに。

 

両親は、いつもとは違った服装です。結構記念日として、私の配偶者から送られたダウンジャケットを着こんでいます。2人とも気に入ったようで、よく着ているとの由。いつも地味な色しか着ない母親が、これを送られてから「年寄りは、色の付いたものを着ないといけない」と言い出し始めたのも、面白いものです。

最初に送ったものは、それぞれ小さかったらしく、父親には再度送り、父親のは母親に、母親のは義理の母へと回され、義母も喜んでいました。あとは義父だけですが、それは、別途考えるしかありません。

 

こども歴史館に入ると、年代物の蓄音機が数十台並んでいます。なかには、両親より年長のものもあるようでした。グレードの高い品々でしたので、不思議に感じて会場の人に聞くと、音響機器メーカーのオーディオテクニカの創業者~松下氏が収集品の一部が寄贈されたとの由。松下氏が福井出身という所縁によるようです。

そう聞いて、20歳前後の頃の私を思い出しました。当時、ジャズなどに関心を持ち、古いレコードをアナログプレイヤーで聞いていましたが、その時に使っていたカートリッジの多くがオーディオテクニカ製・・その製品も福井所縁とは思いもしませんでした。

 

両親は、もの珍しそうに、一台一台眺めています。母親が、「実際の音は聞けないの」と聞くと・・快く、準備を始めてくれました。

2人は仲良く椅子に座り、作業を見つめていましたが、ほどなく、ボソボソという懐かしい最初の音が流れて、「夕焼け小焼けの赤とんぼ・・」と始まりました。昔から歌の好きな母親は、一緒に歌い出します。

続いて、お隣のエジソン社製の蓄音機も聴かせていただきましたが、これも結構な音色でした。見学者は私たちだけでしたので、少々、申し訳ない気もしましたが、館の方の対応に両親も喜んでいました。

 

珍しいものが好きな父親が、思わず機器に手を出し、「触らないでください」と、館の人に優しげに注意されたり、動物が好きな母親が、録音機の間に置かれている犬や猫を見て「あれは本物か? 触って良いのか」と聞き、館の人を困らせるハプニングもありましたが、私から、「良い大人は、自分のもの以外は触らないものです」と、その場を締めくくり、館を後にしました。

3人とも、昨年に続き、「良いものを見せていただいた」という感じですが、ここは「こども歴史文化館」・・平均年齢70歳を超える私たち3人ですが、徐々に子どもに戻り始めているのかもしれません。

 

その後、1年ぶりに3人で極楽湯(母親が倒れた場所)に行きました。母親も一人で風呂に長く入っていたようですが、体調には問題がありませんでしたし、父親の状態も、抗癌剤治療を嫌がって病院を飛び出た頃よりは元気に見えます。

来年1月も、また3人で、こども歴史文化館の企画展に行きたいものです。

子ども歴史館の皆さん 来年もまた、よい企画を、お願いします。