親と歩く39 久しぶりの遠出 若狭小浜の地で紅葉狩り

2014年11月27日

今回は、若狭小浜の萬徳寺、若狭姫神社に紅葉狩りに行きました。

 

福井に戻って2日ほどは雨模様・・若狭行を予定していた本日は青空も見えるなど、まあまあの天気。
7月に全線開通した舞鶴若狭道を通っても1時間を要する久しぶりの遠出に、いつものように「遠くは嫌」との母親のご意見が出るかと思いきや・・スムーズに昼前に出発です。

 

今月から自車での帰福を止めて電車での東京・福井の移動のため、両親との遠出は、父親の車を利用。両親とも現役で働いていた十数年前に購入した年代ものですが、車は、なんとか現役を続けています。

ただ、ETC等の現代的な設備はついていません。本日も、高速の入口で無意識にETCレーンに入りそうになり、直前で、あわててハンドルを切ることから、小旅行は始まりです。

 

福井から敦賀までは高速で約30分、そこから山々の紅葉が綺麗な舞鶴若狭道に入ります。
しばらくは、景色を見ながら、今月、姉と父親他で三方に行ったこと、また別の日に姉と両親他で西山公園に紅葉狩りに行ったことなどを両親が話し、姉との関係改善も少しは進んだかと私が考えていると・・他に車が走っていないのに気づいた両親が、急に公共事業の無駄遣いの話題に転じました。
「こんな交通量が少ない道路は無駄だ。結局、建設業者が潤っただけで、将来、この道路の改修等が重荷になる・・・その頃は生きていないので関係はないが・・」と一言。今回の解散総選挙の実施が腑に落ちないのも背景にあるのでしょう。

 

自宅に戻りNEXCOのHPを見ると、開業3か月の効果として「福井・北陸方面と中国・四国方面との利用交通の約7割が舞鶴若狭道経由に(名神の渋滞緩和)」「若狭等の主要観光地では、前年同時期と比較し来場者数が約2割増加」「舞鶴若狭自動車道を利用した救急搬送は30件、迅速な救急活動に貢献」などと、開通効果を強調していましたが、さすがに本日の交通量を見ると心配にはなります・・

なにせ、一時期は、高速道路の無料化テストの対象となった路線ですので。

 

さて、こうした話をしながら敦賀から30分で目的の小浜に到着です。

まずは、若狭歴史博物館で地域の概要を見てから萬徳寺へ向かいます。萬徳寺の枯山水庭園は、「日本の紅葉百選」の1つに選ばれたモミジが美しい地です。今夏には配偶者と訪れましたが、紅葉の時期は私も初めてです。

残念ながら、例年より早く盛りを過ぎ散り始めていました(写真)が、それでも盛りのときの美しさを想像させるものはあります。

昨年は白山、立山と山の紅葉に連れて行きましたが、今回は庭園でしたので、両親もまた違った趣を感じたのでしょうか、仲良く腰かけて、しばらく景色に見入っていました。

 

10名近くの参拝客が訪れたのを機に腰を上げましたが、駐車場に行くと、来た時は1台だけの車が6~7台に増えています。中には京都ナンバーもあり、これも舞鶴若狭道の効果なのでしょうか・・。
その後、樹齢1千年を超える神木のある若狭姫神社に参拝し、一面が黄色の絨毯・・イチョウの落ち葉が積み重なっている景色を目にし、また、三方石観世音に参詣し、これもモミジが光に輝く景色を目にして、本日の紅葉狩りを終了です。
私も何度目かの若狭ですが、こうした景色を見るのは初めて・・また、今年も各地の山の紅葉は結構見ましたが、神社仏閣の庭園・境内の紅葉狩りも良いものです。

 

福井に戻る途中、南条SAで食事となりましたが、これも両親には初めての経験だったようです。
いずれまた、若狭方面に行き、舞鶴若狭道路の三方五湖PAでの休憩も良いかもしれません。