親と歩く15  雪の福井 「極楽湯」で憩う

2013年1月6日

今月は、両親と「極楽湯 福井店」に行きました。

 

ほとんどの日曜日、両親は、ご近所の伯父夫婦と一緒に、山沿いの「河田の湯」に行くのですが、今回は、伯父夫婦とも用事があり不在。

年末年始に福井にいた二人の孫(私の次女と長男)も東京に戻り、寂しそうなので、「お湯にでも」と誘ったところ、「河田は雪深いだろうから、遠出を避け、近所の温泉に」との母親の希望です。

 

姉が病気で倒れる前に、数回、連れて行ってもらった母親の思い出の場所のようですが、私には、記憶にない店の名前です。どんな所かと、昨日HPを見ると、極楽湯は、「店舗数日本一の風呂屋」との記載があり、全国に37店舗(直営、フランチャイズ含む)、東京近辺には、多摩・和光などにあるとのこと。

そう言えば、国立病院機構埼玉病院(和光市所在)に行く途中にあったなと、朧げな記憶を辿っていると・・「親と和光の極楽湯に行った」ばかりとの知人からのメール。人間、考えることは似ているものと、思わず苦笑いです。

 

さて、本日、昼過ぎに家を出て、父親の道案内に従い、極楽湯に10分で到着。「そういえば、何年前から、ここにあったな・・」と、やはり朧げな記憶が甦りました。あまり、お湯につかるのは、昔から好きではなかったので、こうした施設には関心を向けなかったのですが、福井に拠点を移して以降、少し、嗜好が変わってきたようです。

 

少々安くなると聞き、私にしては、珍しく会員になり、チケット購入後、それぞれ風呂に。

先月、取引先の方と行った熊谷のリゾート施設に比べれば、お湯の施設は小さいものですが、それでも結構な人数が利用していました。

朝から降っていた雨も止み、屋外のお湯も、良い感じです。外気温は4度と、ちょっと寒かったですが・・

 

その後、予約していた個室座敷に入り、遅めの食事です。

母親は、昔、姉と来た時に食べたという思い出の丼物を注文し、ご満悦の様子。父親も、当時の話をしていましたが、こうした落ち着いた会話ができるのも、母親が自宅で転倒・骨折し、久方ぶりに、姉が見舞いに来て再会できたからでしょう。転んでもタダでは起きない・・とは、このことでしょうか。これからも、少しずつ、両親と姉の間で、良い思い出が増えていくとよいのですが。

姉も非常勤で勤務する㈱YOUさぽーとでの仕事のレベルも上がり、そろそろ別の仕事もやってもらおうかと考えているくらいですので、両親との関係も期待大です。

 

個人的には、会員価格、1人6百円台の入浴料で、果たして、大型設備投資、熱源を多く使う「温泉事業」が成立するのかと考えていましたが、料理のお値段はちょっと高め。これで回収するのだな・・と一人納得です。

極楽湯は、間もなく、中国上海に進出するとのこと。日本の銭湯・温泉のスタイルが、中国に受け入れられるのか興味があります。先月行った、熊谷のリゾート施設のように、水着を着て入るのでしょうが・・

外国から見ると、大勢が裸で風呂に入る日本のほうが変に見えるのでしょうが、慣用句にある「裸の付き合い」も悪くはありません。

 

本日は、概ね5時間の滞在。両親は、2回入浴し、3回目を勧めると、「心臓が止まってしまう。このまま、あの世に行けば極楽湯。」とくだらぬダジャレで大笑いです。

両親は、極楽湯を、気に入ったようであり、これからも私が福井にいる時は、週1回は行きたいとのこと。毎月2回、平日に、一緒に行くことになるでしょう。そのうち、姉も、誘おうかと・・大騒ぎは間違いありませんが。

 

とりあえず入手した「会員証」、当面は、無駄にならずに済みそうです。