親と歩く14  「義父母の喜寿」を芦原温泉で祝う

2012年12月30日

今月は、配偶者の両親と地元の芦原温泉で1泊です。

 

私も配偶者も福井出身ですが、それぞれの両親は、私の世代では珍しく、計4人とも福井で健在です。

今年の正月、私の両親と芦原温泉に2泊(コラム 親と歩く3)したのですが、恒例となるよう、先月、「年末年始にどうか」と聞いたところ、「今回は、怪我もしたので結構。来年また。」とのこと。

そこで、配偶者の手配で、喜寿を迎えた配偶者の両親とともに「芦原の宿 八木」に宿泊することになりました。

 

当日は、寒くなる予報に反して、10度を超える温かい日となりました。

温かい日差しの中、東京から福井に来る家族を、15時過ぎに最寄りの駅でピックアップして宿に向かったところ、既に義父母は宿に到着。

飼い犬を預けてくるので、到着は、17時ごろと言っていたはずなのですが、年齢とともに、「せっかち」が進むのは、いずこも同じようです。

 

さて、正月支度もすっかり整った宿(写真)に着くと、次女から、「お父さん よく二人を招いたね」と第一声。

義父母からは、正月には家に来いと言われていましたが、子供が小さい頃は何回か行っていたものの、子供が物心ついて以降は、田舎仕立ての大きな家の夏の暑さにも冬の寒さにも耐えられず、ご遠慮していたからです。

 

各自、温泉につかり、食事までの時間、義父母と長男は卓球に。孫との交流時間です。

この宿を選んだ理由は、長男が卓球をしたいというもの。経験者の義母は、昔取った・・・で、それなりに動いたようで、いつもとは違う祖母の動きに、長男は感心していました。ちなみに、宿の人も驚いていたようですが。

 

食事は、大型団体客もあったせいか段取りが悪く、当初予定より1時間近く遅れて開始、途中も遅れ気味でしか食事も出ず・・「老舗としては、どうなの?」との雰囲気が漂いましたが、食事の内容は、義父母も満足したようです。

話好きの義父は、自分の娘の話、孫の話、そして奥方と結婚した時の話と、よく話をしました。数年前にガンを患い、弱気になっているような発言をしていましたが、あの話しぶりでは、まだまだ大丈夫でしょう。

試しに25年前に、私のことを「見合いだったら勧めない」と、結婚前の配偶者に言った真偽・真意を聞きましたが、笑って何も言いませんでした。

舅と娘婿の関係は、いずこも微妙なものですが、これも考え方によっては面白いものです。

 

皆さん お疲れになったか、10時過ぎには、お休みになりましたが、私は、静かな部屋で、明け方近くまで原稿書きです。

何通かのメールに返信したりと、いずこにいても24時間他者と接点が持てる今の環境は、ありがたいものです。

夜中の3時に、前日朝まで徹夜で新宿にてバイトをしていた次女が急に起きだし、ドキッとしましたが、そのまま彼女は入浴に。24時間の入浴環境も、私のIT環境と同じような感覚なのでしょう。

 

翌朝は、遅い朝食をとり、それぞれ別行動に。我が家は、強い雨となったこともあり、外での活動を辞め、映画鑑賞から年末年始の冬籠りの買い物に。福井の家に着いたのは、18時過ぎとなりました。

少々、疲れた2日となりましたが、それぞれ満足されたようです。

 

私も、来年は、50歳を迎えますので、しばらく抑えていた個人の時間を増やし大切にしたいと考えていますが、一方では、こうした両親4人との時間も大切にしたいと改めて思ったところです。

お互い、残り時間も限られているわけですから、来年は、4人一緒に招待しようかと考え始めました。

カナダ留学中の長女も帰国し、大混乱は必至ですが、それもまた良しでしょう。