親と歩く12 身近になった世界遺産「五箇山」に寄り道

2012年10月26日

今月は、両親と、富山県にある 世界遺産の「五箇山」を歩きました。

 

当初の目的は、白山スーパー林道の紅葉狩り。

岐阜県側から入ろうと、福井の我が家から、北陸道・東海北陸道を車で乗り継いで90分の白川郷ICを目指していましたが、一つ手前の五箇山IC近くで、「五箇山が近いのなら行きたい。まだ、行ったことがない。」と、母親が言い出して、急遽、寄り道。

 

今回で12回目の小旅行ですが、こうしたハプニングは、初めて・・・

菅沼合掌造り集落(写真)は、ICから1kmと、思った以上に近い距離にあり、食事を含めて2時間弱の滞在に。

 

昔福井に住んでいた頃であれば、食事が終わっても、五箇山にまだ着いていなかったことでしょう。交通網の整備で、こうしたハプニングも可能になったようです。

 

さて、小さな村ですが、ゆっくりと大きな刻みで時間が進んでいる風情。空も青く、空気も澄んで・・・夏・秋に住むには良い地域です。

冬は大変だろうと地元の人に聞くと、「昨冬は4mくらいの積雪でしたね」との回答。

しかし、高速も完成し除雪もされるのでしょうから、冬でも自動車での移動も可能で、医療面でも孤立した感じではなさそうです。交通網の整備は、これからも、遠くのものを身近なものへと変えて、都市基盤のあり方を変えて行くのでしょう。

観光のお客さんも、車のナンバーを見ると、金沢、尾張小牧、岐阜、富山と、それなりに東海北陸道を活かして広域からいらしているようでしたが、平日のこともあり、村は落ち着いた雰囲気でした。

ただ、村の真ん中に、市長選、市議会議員選のポスターが、大々的に貼られていたのには、やや興ざめでしたが・・・

 

地元のそば、岩魚を食した後、当初の目的に白山スーパー林道の紅葉狩りに。

両親は、道すがら、私が学生時代に「一緒に行ったことがある」などと、私の記憶の曖昧なことを話をしていると・・・標高1,000mを超えた地点で、太陽の光に映える鮮やかな紅葉に。

写真では、なかなか、うまく撮れないのが残念ですが、久しぶりに、紅葉が綺麗と感じた次第です。

 

今回は、6時間強の小旅行となりましたが、両親からも、「天気も良く、五箇山も行けて、綺麗な紅葉を見られて、最高でした」と、珍しくお褒めの言葉をいただきました。

本日の良い天気と白山周辺の自然のお蔭です。