2014年5月26日
長女は、1990年10月生まれの現在23歳。
専門学校を卒業した3月には、夏からカナダで働くと言っていたのですが、その後、彼女の心理に何があったのか・・今月、突然、国内就職の報告がありました。
我が家の子供への方針は簡単で次の3つ程度。共通するルールは、自分で考えて行動できる人間になる環境を整えるということです。
1 高校までは公立。高校卒業後は家を出て一人で生活。
2 家を出る際に、子供のために積み立てた預貯金は自己管理へ。
3 自分がやりたいと言ったことには、親として実現に協力するが、途中で投げ出すのは認めない。
さて、長女は中国赴任の1年目にインターナショナルの幼稚園に行った影響もあるのか、語学に関心を持ち、小学生高学年の頃には英会話学校に行きはじめました。
中学校では吹奏楽、高校ではダンス、短大では飲み会と指向性は変わりましたが、その性格から、とことんやらないと気が済まないらしく、いずれも最後にはリーダーを担っていたようです。しかし、「外国人とのコミュニケーションをしたい」という関心事項は、変わらず一貫していたと聞いています。
その頃の私は、時間のほとんどを仕事に投入していたので、実際に、子供たちに関わるようになったのは、長女が高校の途中の頃(次女は中学の途中の頃)からですが、長女が高校を卒業する頃は、早く外国に行きたいと言って大学には行く気がなかったようなので、真っ直ぐ外国の大学に行く選択肢もあると提案しました。しかし、結果的には、国内の短大に行って観光学等の勉強をすることを選択することに。
1年目の秋に、イメージと違うので短大を辞めたいと言い出し、一悶着ありましたが、母親の「短大に行くのは条件の良いバイトと思いなさい。お父さん(私)が、学校を辞めた後に生活費を送ると思うの!」との名言をきっかけに、辞めるのを止めて、学校以外の活動を強化したようです。例えば、阿佐ヶ谷での飲み屋の「経営者のバイト」など・・一言では言えない不思議な仕事も始め、その話を聞いては、私も店舗経営の勉強をさせてもらいました。
短大卒業後は、外国行に向けて専門学校に進学、途中1年間の留学を経て、今年の3月に卒業~私と同じく、高校卒業後5年の時間を経て学生の時代を終えました。私と違うのは、同世代の知人は外国人・・日本人の知人は、ほとんどが年上というところでしょうか。
あとは、留学で行ったカナダのビザをとって、留学時代にバイトをしていた企業で働くばかりかと思っていたところ・・冒頭の報告がありました。
何となく、釈然としない気はしますが、きっと彼女の事ですから、自分なりの合理的な理由があるのでしょう。まずは、彼女が自分で道を選んだことを一人の親として祝うことにしました。いずれ外国に行って働くとも言っていますが、それがどうなるのかも楽しみに見ていることに。
まだ、23歳・・転職も普通の時代・・今は将来の安定よりも、自分の視点・経験を高めることに重視するべきでしょう。なにせ、45歳で転職した乱暴な私の娘ですから、何があっても不思議ではありません。
3年後には、病気から復帰した次女の卒業が控えていますが、これも一筋縄ではいかないでしょう。
これまでも、いろいろとありましたが、これからも2人の娘には、きっと楽しませてもらえることでしょうし、彼女たちから教えてもらうことも、もっと増えることでしょう。
おっ・・強い2人の姉に隠れて、目立つことを嫌がる長男のことも忘れてはいけません!