親と歩く4 「4百年前の絵馬」に魅入りました

2012年2月10日

今月は、両親と母校の藤島高校の近くにある「福井県立歴史博物館」に行きました。

私が藤島高校に在学中には、この施設はなかったのですが、高校時代に体育の時間や体育祭の準備によく使っていた幾久グランドを、卒業した昭和56年から地区公園として改修した際に、建設されたようです。

 

この日は、雪は振ってはいませんでしたが、平日でもあり来館者は私たちだけでした(駐車場にはたくさんの車が止まっていたのですが・・・)。

毎月1回は両親と出かけると決めたものの、雪の時期には神社仏閣も行けないので、この施設を選んだもので、当初は、あまり期待していなかったのですが、予想に反して面白い時間となりました。

 

たぶん本来の見学ルートとは逆回りだったのでしょうが、私の生まれた38豪雪や56豪雪の時の映像で始まり、昭和30年代から始まる昭和のくらしのコーナーでは、「あれは昔家にあったな・・・今も小屋の2Fにあるか」「博一、これを覚えているか。あの頃は・・・」と思いがけなく、両親の昔話に花が咲きました。私が生まれた50年前の両親は、まだ30歳前後。生活は厳しかったと聞いていますが、昔話を繰り返す両親を見ると、よい時代だったのかもしれません。

 

私自身は、次の江戸のコーナーでみた四年前の奉納絵馬に魅入りました。絵馬師・夢楽洞万司を中心とする展示でしたが、こういう人がいたという知識もなかったので、時間をかけて見ました(写真は購入した図録「れきはくMOOK1 絵馬」の表紙)。ほとんどが複製でしたが、その鮮やかな色彩や大胆な構図に心ひかれ、思わず携帯で写真をとって館の人に注意されてしまいました(東京で確実に次女に怒られることでしょう・・・)。

 

さて、今回も70歳以上の高齢者は無料でした。また二人とも、「少しはお金をとったほうが良いよ」と受付の人に言いながらも・・・無料で入館していました。