親と歩く10 「佐々木小次郎」ゆかりの一乗滝で涼む

2012年8月29日

今月は、両親と11月に一緒に行った朝倉氏遺跡から、さらに山に数キロ入った一乗滝に行きました。

目的は、あまりに暑い日が続くことから、自然の「涼」を得るためです。
 

一乗滝は、宮本武蔵と巌流島で決闘して敗れた佐々木小次郎が、「秘剣 つばめ返し」を体得したとされる場所です。

佐々木小次郎は、朝倉氏に仕えた小太刀の名手 冨田勢源が一乗滝の近くで開いていた道場で修業をしたといわれています。

現在も車で行っても、滝のところで、一般道は行き止まりであり、いわば人界と自然の境の場所です。

 

私が東京と福井を行ったり来たりの生活であることを知る、東京の知人から、「福井はあまり暑くないでしょう」とよく言われます。「福井は緑が多いので、感覚的には暑さは違いますかね」と答えてはいますが・・実際に外に出れば、まさに「うだるような暑さ」が続いています。

今回は、26日に自車で福井に戻って早々に、未明まで翌日以降の会議準備、27日・28日と実際の会議を切り盛り、そして本日朝までかかって整理を終えましたが、暑さと仕事でストレス過多な状態の解消に。

手近なところで気分転換をと、両親を伴って一乗滝に向かいました。

 

平日なので誰もいないかと思いきや・・・子供連れ、老夫婦など数組が滝の回りで涼んでいました。

車を降りて、ゆっくりと滝に近づくと、徐々に、空気が冷えて行くのが体感できます。滝つぼの水音が 少しずつ大きくなっていくのも、その涼感を増しているようです。

滝つぼの周りに両親も座り(写真)、しばし日中の暑さを忘れて・・・

 

近い場所なのですが、両親は久方ぶりの一乗滝のようで、前回は、私の従弟が福井に来た時に、ここに一緒に来たときとのこと。私が小学生だったので、今や40年前の話です。

その時、一緒にマス釣りをした釣り堀もなくなり、今は、一乗滝小次郎の里ファミリーパークへと変わり、子供連れが数組。

こうした風景や時代の変化を感じて、私のストレスも流されたようで、他の家族等にも伝えようと滝の流れと音を動画にとりface bookに投稿。間もなく50歳の私も、スマートホンなどの情報環境の変化に少しは慣れてきたようです。

 

少々残念だったのは、佐々木小次郎の銅像が滝近くにあること・・・気持ちはわかりますが、ここには馴染まないように感じます。

また、銅像を見て、「そういえば翠会の新貝理事長は 宮本武蔵の一族の家系だったな・・・」と、いきなり現実に戻りました。

明日から、また暑い東京です。